誤解のないように補足すると、大切なのは「チャレンジが成功する」ことではなく、「チャレンジしてみた」こと。上記のサッカーの例で言えば、左足のシュートがゴールに決まることは重要ではありません。自分の左側に転がってきたボールに対して「左足を振ってみた」ことが何よりも重要なのです。
- それがボテボテのシュートでも
- とんでもない方向に飛んで行っても
- 空振りだったとしても!
等しく認めて声をかけてあげるべきだということ、改めて強調しておきたいです。
こうして周囲が促し、子どもがチャレンジをどんどんするようになると、新しいことができるようになる(←上記の例で言えば、サッカーが上達する)ことに加えて、もうひとつ重要な効果を生み出します。それは、子どもの中の“チャレンジすることへの抵抗感・恐怖心”“初めてのことへの心のハードル”が、みるみる小さくなっていく、という変化。
サッカーの上達も子どもの財産ですが、普遍的なチャレンジ精神が身に付くことは、さらに貴重な財産になるはずです。
念のため言い添えると、今回の話はスポーツや習い事を勧める趣旨ではありません。
- 公園でボールを蹴ったり、フリスビーを投げたりしている時も
- 家でブロックを積み上げたり、工作をしている時も
- お手伝いで布団を敷こうと格闘している時も
さまざまな場面で応用できるテーマです。適切な機会を見逃さず、ぜひ、子どもたちのチャレンジを支えてあげてくださいね!
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