子どもたちが自立自律型の人財へと成長していくためには、3つの段階があるように思います。
まずは、目的地を指し示して、子どもたちに細かい地図を渡す段階。
次は、本号でテーマにしました目的地を示して、そこまでのプロセスは、子どもたちに任せる段階。
そして最終的には、子どもたち自身が目的地を明確にするとともに、そこに行き着くまでのプロセスすべてを自ら意思決定していく段階。
こういった段階を子どもの頃から様々な場面において体験、経験していくことによって、一歩ずつ自立自律型の人財へと成長していくのではないでしょうか。
平凡な教師は言って聞かせる。よい教師は説明する。優秀な教師はやってみせる。しかし最高の教師は子どもの心に火をつける。
この言葉は、ウィリアム・ウォード氏の言葉です。教師の部分は、「リーダー」「コーチ」「監督」など、色々と置き換えることができますね。人の成長に関わる人たちに共通して大切な考え方、姿勢ではないでしょうか。
やはり、目的地を決めて、そこに向けて、様々な過程を経ながら進んでいくためにも、その人自身が主体的に進んでいく、という心構えを持つことが大切でしょうね。
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