【漫画】え、こんなことで? 指導のつもりが「うっかりパワハラ」に注意

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時代とともに後輩育成の仕方も変わっていくもの。特に企業のコンプライアンスが強化された現代では、自分が新人の頃と同様の後輩指導をすると、それが「パワハラ」認定されることもあるようです。この漫画は、『わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし』、『ニコ・ニコルソンのマンガ道場破り』『ナガサレール イエタテール』などの代表作で知られる漫画家・イラストレーターのニコ・ニコルソンさんが、仕事の打ち合わせ中に聞いた「後輩育成の難しさ」を描いたものです。皆さんはこんな経験ありませんか?

まさかのパワハラ認定!?後輩の扱いに要注意

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あったね、そんな時代も。世の中は変わりました……

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後輩指導は「出汁巻のさじ加減」で

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いかがでしたか? 今では到底考えられないような先輩の指導法に、「自分の新人時代もそうだったなぁ〜」と懐かしく思った人もいたかもしれませんね。やり過ぎは良くないけれど、時には言いづらいことも注意・指摘しないことには新人は育ちません。パワハラと指導、その境界線はどこにあるのでしょう?

厚生労働省が運営するサイト「あかるい職場応援団」によると、パワハラには、

  1. 身体的な攻撃(暴行・障害)
  2. 精神的な攻撃(脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言)
  3. 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
  4. 過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)
  5. 過少な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
  6. 個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)

の6類型があるようです。
特に注意が必要なのは、最後の「個の侵害」でしょう。業務的な内容の改善点を伝える「指導」の範囲を超えて、相手の人格やキャラクター、属性などに触れた注意・指摘をすることは「パワハラ」です。「だから○○大学出身者はだめなんだ」「アニメばっかりみてるからだよ」というのはNG。後輩や人事にパワハラ認定されないよう、しっかりと境界線を意識して、後輩の指導・育成にあたってくださいね。
● ニコ・ニコルソンさんのTwitter
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● WEBちくまにて「マンガ認知症」連載中
● 雑誌『美術手帖』の連載がコミックになって登場!
特殊漫画家・根本敬の巨大絵画完成までを追うルポマンガ
10月3日発売『根本敬ゲルニカ計画

source: あかるい職場応援団

 

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