【東洋医学の食養生】正月太り・気力低下に効く食材を現役鍼灸師がご紹介

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正月太り・気力低下解消食材

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.098(2015/01/09号)

お正月の間にカラダにため込んでしまったお正月太りをカラダの状態にあわせて排泄していくことで身軽に新年のスターをすごせます。今週はオススメ食材を上手に食べこなして身軽なカラダを取り戻しましょう。

・リンゴ 気力の補充とおなかの中をデトックス

正月の間に風邪をひいたり・疲労から発熱して寝込んだりしていた人には、リンゴがおすすめです。ほどよい水分と甘みはカラダにうるおいと気力をおぎなってくれます。ふくまれる食物繊維は気力の萎えた腸を刺激して疲労物質とともに排便をうながします。

・こんにゃく 空腹を満たしておなかの中をデトックス

正月の間に運動不足で萎えた足腰だと腸の働きが高まりません。こんにゃくのノンカロリー・豊富な食物繊維を食事時にこまめにとることで、マッタリしている腸を刺激して排便をうながします。お腹が身軽になると足腰の屈伸運動が楽になり血行もよくなります。足腰が重だるく感じるようならこんにゃくダイエットをしましょう。

・生姜湯 冷えによるむくみ・水太りによる余分な水分をデトックス

正月の間にゆるりと過ごしすぎて気力が高まらないと代謝する働きが低下します。代謝が悪いと体温が下がりカラダはむくみがちになります。市販の生姜湯でもかまいません。生姜を小指の先ほどすりおろして生姜湯を一日三度飲むようにします。手足の先までつねに温かい状態になると頻繁に利尿します。ひとしきり排尿がすむと手足のむくみがとれてあたたまります。カラダにむくみ・冷えを感じたら、生姜を上手に取り入れた食生活がオススメです。

・麹の甘酒 気力低下によるカラダのだるさをデトックス

お正月が明けてからカラダの活気がたかまらないようならお粥がよいです。クコの実や松の実・大根の葉のふりかけや梅肉を薬味にしてめしあがるとカラダの気力は高まります。ココロの無気力には甘味をたくさん含む甘酒に生姜をすりおろして召し上がるのがオススメです。甘味と酸味をふくむ麹の甘酒は気力をやしないゆるんだ気持ちをひきしめてくれます。勉強や仕事・寝不足でココロの気力が高まらないようならおやつに甘酒を試しましょう。

 

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.098(2015/01/09号)

著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。
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