家庭教育アドバイス…「先回りは経験泥棒」
2のような先回り行動をしてしまっている親は割と多いのです。なぜなら、親も、その方が楽だからです。「忘れ物をした」と心配する必要が無いだけではなく、もしかしたら先生からも「いつもきちんとしている」などと褒められる可能性もあるのですから。
人は常に予定通りに行動できるものではありません。常に予測不能な未来があります。その都度、臨機応変に対応しなければなりません。親が用意した「正解」ばかりを受け取り、自分で考えてこなかった子どもたちにとって、状況が変わり、これまで上手く運んできたことができなくなったとき、やり方を変え、試行錯誤し、自分で上手くいく方法を見つけ出すことはとても難しいことです。
だからこそ、様々な経験、失敗をし、そこから学ぶ能力を身につけることが大切なのです。親として、経験泥棒だけは、しないようにしましょう。
親の仕事は「待つこと、見守ること」です。「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」の教えにあるように、子ども自身に解決させるようにヒントを出し、サポートしましょう。
参考までに以前書いたメルマガ記事もお読み下さい。
● 朝ちっとも起きない子どもを、「いい感じ」に目覚めさせる3つの方法
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2