「言い訳」を思いつく感覚を、アイディア出しに応用すべきワケ

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さまざまなシーンでアイディア出しを求められるも、なかなか思い浮かばない…。こんな経験、お持ちでない方のほうが少ないのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ』では著者の佐藤しょ~おんさんが、そんなお悩みの解決につながるユニークなヒントを記してくださっています。

 

言い訳と脳の使い方

人間ってほぼ全員アタマが良いものなんだなと思います。なぜかというと言い訳ができない人ってほとんどいないからです。どんな状況でも、どれくらい切羽詰まっていても、咄嗟にテキトーな言い訳を思いつくでしょ。

あの時のアタマの使い方って、実は非常に面白くて、

 ▼ 今すぐに何か言わなきゃ
 ▼ 何でも良いから言い訳を考えなきゃ

って思って、アタマをフル回転させるわけですよね。この使い方って、

 ▼ このビジネスはどうやったら上手く行くんだろうか?
 ▼ この難局を乗り切るにはどうしたら良いんだろうか?

って考える時と、基本的に同じなんですよ。

つまり言い訳ができると脳みそを持っているということは、使うべきベクトルを変えたら、もっと生産的なことにも使えるということです。

ただ、言い訳をする時って、その言い訳の有効性とか、ロジックとか、そのセリフの強度を考えないんですよね。だからすぐにウソのところがバレる。バレなくても相手にされない。あれはタダの言い訳だって思われちゃうわけですよ。

これはどこが問題の根っこかというと、ひとつには反応速度の緊急性があるんですよ。つまり「今すぐに何か言わなきゃ」という状況にあるということと、そのため自分の言葉の有効性を確認する時間が無いというところにあるんです。だからテキトーなことを言ってしまうんですね。

それにしてもこの緊急時の即応性というか、反応の早さってスゴいって思いません?内容はテキトーかも知れませんが、それなりに辻褄が合う言い訳をその場で咄嗟に思いつくんですから。

だから予め準備できる状況(例えば何年も不倫をしているとか、横領を続けているとか)は、それなりに準備ができた言い訳ができるんですよね。つまりこれはやっぱり賢い(方向性は間違ってますが)ということなんです。

ですからこの能力を建設的な方向に使おうと思うだけで、人間は賢いことを考えられるんですよ。

ここで言い訳をする時の自分の脳みその使い方を思い出して欲しいんですよ。あの時って、アタマをどうやって使ってますか?何か言わなきゃ、黙ってたらダメだ、何でも良いから言い訳をって思うわけですよね。これって要するに、自分の脳みそに命令を出しているのと同じですよ。

言い訳が欲しい、言い訳が必要、言い訳を思いつけ!と脳みそに対する指示が強くエスカレートした結果、

 ■ あ、あのね、実はこんなことがあって…

って言い訳を思いつくわけ。この時の切羽詰まった感覚を、他の時にも再現できると、同じように(強度は低いかも知れないけど)何かを思いつくんです。アイデア出しってそれに近い感覚なんですよね。

その時に思いついたモノが使えるモノなのかどうかは、後々検証が必要ですが(言い訳の場合にはこれをやらないからダメなんですよ)、一定の数が出せればその中にはキラリと光る何かがあるモノなんです。

今度言い訳が必要になった時、その時の心的状況と、脳みそに掛ける負荷、命令の出し方を覚えておいたら良いですよ。あれと同じ感覚を立ち上げたら、何かがポロッと出て来ますから。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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