誰が買えるの?マンション1戸当たりバブル期越えの8360万円

2020.02.17
by tututu
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不動産経済研究所が17日発表した首都圏(東京都、神奈川、埼玉、千葉各県)の1月のマンション1戸当たりの平均価格は、前年同月に比べ47.9%高い8360万円と、1973年の調査開始以来、過去最高となったと共同通信が伝えている。従来の最高額はバブル期だった90年11月の7497万円。これを大幅に更新した結果となった。その要因は、発売戸数が低迷する中、東京23区で大型の高額物件が売り出されたためとみられている。

東京23区では平均価格1億円越え

NHKによると、東京の23区に限ると、先月の平均価格は1億511万円となり1992年11月以来、27年2か月ぶりに1億円を突破。これについて調査会社は、マンションの発売が少ない中で、港区の虎ノ門や白金エリアなどで、高価格帯の物件の発売が重なったことで平均価格が押し上げられたとしている。

このほか、東京の23区外も37.9%上がって6649万円。千葉県も11.9%上がって4065万円。一方、神奈川県は2.4%下がって4961万円。埼玉県は13.7%下がって4326万円だった。

不動産経済研究所は「先月は高価格帯の物件の発売が重なるなど、特殊な要因で価格が上昇したが、今後も高止まりが続くとみられる」と話している。

バブル期を超える価格に驚愕

2019年の9月に国税庁が行った民間給与実態調査によると、2018年度の日本人の平均年収は約441万円。それに対して、首都圏(1都3県)の1月のマンション1戸当たりの平均価格は8360万円。一般庶民は到底手が届く金額ではない。数字だけ見るとバブル期を超えているが、とてもそのような好景気とは思えない。この発表を受け、ネットでも驚きの声が挙がっている。





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