2021年に家を買うのは損か得か?エリア・物件種別で生じる差をプロが本音で解説

 

<北陸・中部(北側)地方>

210102hime_13

北陸・中部(北側)地方は全体的に住宅の供給数が減少し、購入競争倍率が上がります。そのため、2021年に無理してマイホームを購入するのではなく供給が回復するまで“待ち”がよいでしょう。

<中部(南側)・近畿地方>

210102hime_14

中部(南側)・近畿地方では、愛知や奈良、和歌山で住宅供給が減少し、競争倍率は高くなります。奈良、和歌山では供給が回復するまで“待ち”ですが、愛知の都市部のマンションなどは在庫があるうちに購入を検討するのもよいでしょう。

<中国・四国地方>

210102hime_15

中国・四国地方では島根、岡山、広島、山口、愛媛で競争倍率が高くなることが予想されます。広島市の中心など都心部以外のエリアについては、2021年のマイホーム購入は“待ち”がよいでしょう。

<九州・沖縄地方>

210102hime_16

九州・沖縄地方では全般的に競争倍率が上がります。特に沖縄、福岡、大分の地価上昇エリアは早めに購入を検討してもよいでしょう。

2021年はマイホームの供給数が減少し、購入希望者が減らなければ、どの都道府県でも需要の方が多い状態になる可能性が高いです(競争倍率が上がる)。

実際には、コロナの影響で賃金が減少したり、先行きがみえない状況で35年ローンは組めないなど需要の方も減少することが想定されますので、今回分析した数値データよりは競争倍率は低くなると考えます。

最後に、この分析はあくまで過去の統計データを基にしたものであり、各建設業者や各都道府県の個別の情報などを加味したものではない、あくまでおおまかな分析であることをご承知おきください。

【関連】大家さんに我慢を強要。コロナ家賃滞納を正当化するアンフェアな日本社会=姫野秀喜

【関連】こうやって私たちは不動産屋に騙される。『やってはいけない不動産投資』書評=姫野秀喜

【関連】住み続ける地獄。『すべてのマンションは廃墟になる』書評=姫野秀喜

【関連】べらぼうに増えた日本の空き家、所有者に代わって「税金で解体する」のが正しい理由=姫野秀喜

image by:Shutterstock.com
姫野秀喜この著者の記事一覧

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ 』

【著者】 姫野秀喜 【発行周期】 ほぼ 週刊

print
いま読まれてます

  • 2021年に家を買うのは損か得か?エリア・物件種別で生じる差をプロが本音で解説
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け