なぜ、国民年金を全額「税金」で支払っていた時期があったのか?

Japanese yen money banknotes and coins with calculator on the table, selective focus
 

さて、とても低い年金だったけれども、本来は年金が支払われる対象ではなかった人達に年金が支払われた事で大変喜ばれました。金額が低いので文句言われる事もあったようですが、年金を貰えるなんて思いもよらない事だったので喜ばれたようです。また、年金という言葉がまだよく知られていなかったので、国民に対する恩給のようなものですよと言うとわかってもらえるようなものでした。

このように、保険料の徴収を始める正規の国民年金が始まる前に、全額税による年金が支払われ始め、あれからもう60年ほど経ったわけですね。税金での支払いから始まった国民年金ですが、その受給者であった人が令和現在でもう400人程になりました。この全額税の国民年金が支払われてる人はもう110歳前後になられてるくらいですね(昭和36年4月時点で50歳以上の人も経過的にもらえた人が居るので)。

それにしても110歳以上の人なんて全国で数人くらいだろう…と思ったら人口見たら140人程いらっしゃるのはビックリしました^^;100歳以上まで下げると人口は8万人もいるんですね。でも一番衝撃だったのが8万人の内訳のうち88%が女性という事でしたね。日本女性の寿命はすごすぎる。高齢になるほど男女差が顕著になってきますね…。

それでは今日はこの辺で!

image by: Shutterstock.com

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佐賀県出身。1979年生まれ。佐賀大学経済学部卒業。民間企業に勤務しながら、2009年社会保険労務士試験合格。
その翌年に民間企業を退職してから年金相談の現場にて年金相談員を経て統括者を務め、相談員の指導教育に携わってきました。
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