この両者がどう違うのか…というと、私が理解している範囲では、管理計画認定制度では、認定基準に合致して認定されるか、されないか、というどちらかになるのに対し、マンション管理適正評価制度では、マンションにSからDまでのランク付け行うということです。
しかし、それぞれの検討会には、関係者が委員として入っていますので、「管理計画認定制度」と「マンション管理適正評価制度」は、何らかの連携がとられると思われます。
これまでの、
- 日本マンション管理士会連合会による評価
に加え、
- 国や地方公共団体が主体の評価
- マンション管理業協会が主体の評価
ができる訳で、なかなか一般には理解しにくいと思います。
いろいろな経過や綱引きの話が聞こえてはきますが、最終的にどう整合性がとられていくのかは、私にもわかりません。もうしばらくすると、各制度の全貌が明らかになると思いますので、それまで待ちたいと思います。
発表になったら、各関係者は説明に追われるんだろうけど、いろいろあるのは、輪番制の役員さんには複雑過ぎるよね…というのが正直な感想です。ベテランの理事長さんでも、最初の会話のようなことが起るでしょうから…。
ふと、「マンション管理標準指針」の説明に追われたころを思い出しました。このときの状況では、「標準」を示すのが精いっぱいで、「評価」はできなかったのです。そう思うと、「管理状況を評価する」という意味では、大きな進歩なんですよね。
ちょっと大変な年になりそうです。
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