日本で流行し始めた「半額ビジネス」が今まで許されなかった理由

 

それは、メーカーの古い考え方があったからです。

返品されたものは、価値が下がる。パッケージの破損したものは売りものにならず。キズのあるものは、価値がない。ブランド品を安く売ると、ブランドそのものにキズがつく。

こうした考えが染みついていたために、まだ充分に価値のあるものを廃棄せざるを得なかったのです。

しかし、消費者を含めた社会全体の価値観に変化が表れました。「もったいない」が、浸透、定着。

まだ使えるものは捨てない。まだ食べられるものは捨てない。それらが安く売られているのなら、気にせず、積極的に買う。メーカーの意識、消費者の意識が変わり、新しいビジネスが誕生したのです。

実に有意義なことです。

しかし、「もったいない」も「SDGs」も、ビジネスの世界では、儲けるための好都合なテーマでしかないのかもしれません。

ですが、そこにデメリットがなく、社会のためになるのなら、どんどん利用すれば良いのではないかと思います。

まだまだ伸びしろのあるテーマなので、新しい可能性を探ってみてはどうでしょう。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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