それは、メーカーの古い考え方があったからです。
返品されたものは、価値が下がる。パッケージの破損したものは売りものにならず。キズのあるものは、価値がない。ブランド品を安く売ると、ブランドそのものにキズがつく。
こうした考えが染みついていたために、まだ充分に価値のあるものを廃棄せざるを得なかったのです。
しかし、消費者を含めた社会全体の価値観に変化が表れました。「もったいない」が、浸透、定着。
まだ使えるものは捨てない。まだ食べられるものは捨てない。それらが安く売られているのなら、気にせず、積極的に買う。メーカーの意識、消費者の意識が変わり、新しいビジネスが誕生したのです。
実に有意義なことです。
しかし、「もったいない」も「SDGs」も、ビジネスの世界では、儲けるための好都合なテーマでしかないのかもしれません。
ですが、そこにデメリットがなく、社会のためになるのなら、どんどん利用すれば良いのではないかと思います。
まだまだ伸びしろのあるテーマなので、新しい可能性を探ってみてはどうでしょう。
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