みなさんは断捨離をしたことがありますか?数年前に話題になったこともあり、一度や二度は経験があるという人も多いかもしれませんが、実はこの断捨離の「中毒」になってしまっている人もいるようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんが、断捨離中毒の原因と解決策について語っています。
要らない要らない要らない!
さて、本日はチュードクのお話。
片付けに関して、断捨離という言葉が根付いて早数年経ちましたね。みなさんも一度や二度は断捨離して要らないものをゴミ袋に詰めたことがあるんじゃないでしょうか。
ところが、最近断捨離にハマりすぎる人が出現しているようです。片付ける…というより捨てるのが気持ち良くなって
・チュードク
になっちゃう。大切なものや必要なものまで捨てたり家族のモノさえ無断で捨てたり。まあ、何をか言わんやです。
おそらくモノを所有していること、モノに囲まれていることに依存的だったのが
・モノを捨てること、モノが無いことに依存
するようになってしまったということでしょう。依存の対象が違うだけですね。
まあ…ちょっとだけ分からなくもナイんですよ。モノを捨てるときには
・何か解放感を
感じますよね。それは多分そのモノにくっついていた執着を手放すからなんだろうと思います。この解放感が、上手く行かない日常生活の中で一瞬の清涼剤のように感じられてしまうんでしょう。で、繰り返し捨てて中毒ぽくなっていく。
・自分のモノだけじゃなく家族のモノまで
・捨てられるものがないかいつも探してる
こういう感じになっていくんですよ。
当然ですが、モノをガンガン捨てていれば、そのうちには
・必要なモノまで
捨ててしまうようになります。
・そんなはずない…つもりだけどなあ…
と思うなら、最近
・不便になった
・新しいモノをしょっちゅう買い直している
かどうかを思い出してみてください。
これらに該当するようなら、必要なモノまで捨てているんじゃないかと思いますね。
断捨離って捨てさえすればいいんじゃないですからね。不必要に多すぎるものを適正な数に減らすことです。それ自体が目的ではなく、モノに依存せず必要十分なもので豊かに暮らしていくのが目標ですから。
片付けるのはいいけど、ほどほどに。不便になって新しいものをいつも買い直しているのは溢れかえるモノを持て余しているのと、たいして変わりませんよ。
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