プーチン激怒。トルコの盟友エルドアンが突如見せた「3つの裏切り」

 

エルドアンは、親友プーチンを3度裏切る

ゼレンスキーからもプーチンからも愛されるエルドアン。しかし、彼は最近、3度プーチンを裏切りました。

【裏切り1】エルドアンは、ウクライナのNATO加盟を支持する

NHK NEWS WEB 7月8日。

トルコのエルドアン大統領が、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナが希望するNATO=北大西洋条約機構への加盟を支持する考えを示しました。

両首脳は日付が変わった8日、現地時間の午前0時すぎから記者会見に臨み、エルドアン大統領はこの中で「ウクライナはNATO加盟に値する」と述べ、7月11日から始まるNATO首脳会議を前に、ウクライナが希望するNATO加盟を支持する考えを示しました。これに対して、ゼレンスキー大統領は「ウクライナのNATO加盟について大統領の考えを聞けてうれしかった」と述べて歓迎しました。

これはプーチンにとって「深刻な裏切り」といえるでしょう。なぜでしょうか?プーチンは、ウクライナ侵略を開始した理由の一つとして【 ウクライナのNATO加盟阻止 】を挙げているからです。

ところが親友のエルドアンは、「ウクライナのNATO加盟を支持する」という。プーチンは激怒したことでしょう。

【裏切り2】アゾフ大隊の元指揮官をウクライナに帰国させた

アゾフ大隊といえば、ロシア側が憎んでいた準軍事組織です。なぜでしょうか?ロシアが「ルガンスク、ドネツクで、ロシア系住民を虐殺した」というとき、その主体は、「アゾフ大隊」だからです。ですから、プーチンが「ルガンスク、ドネツクのロシア系住民を救う」というとき、「アゾフ大隊から救う」という意味でした。

ウクライナ戦争がはじまると、アゾフ大隊は、マリウポリでロシア軍と戦いました。しかし、2022年5月に降伏し、生き残った大隊の兵士は捕虜になりました。アゾフ大隊の指揮官たちは、その後トルコに移されました。ロシアからトルコに移されるときの条件は、「トルコにとどまり、ウクライナに引き渡さないこと」だったのです。再びNHK NEWS WEB 7月8日。

8日にはSNSで、ウクライナ東部の要衝マリウポリなどで防衛に関わった当時の「アゾフ大隊」の指揮官ら5人がトルコからウクライナに帰国することを明らかにしました。

すでに帰国し、その映像がニュースで流れています。

元指揮官らはロシア軍の捕虜になったあと、トルコが仲介したロシアとウクライナの捕虜交換で解放され、その後、トルコで生活を続けていたということです。捕虜交換にあたっては、元指揮官らがトルコにとどまることが条件になっていたとされ、ロシア大統領府のペスコフ報道官は8日、国営のロシア通信に対し、捕虜交換の合意に反する行為だと不快感を示しました。

これも、プーチンから見ると、「深刻な裏切り行為」ですね。

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