「ぶっちゃけ」をビジネスシーンで使う敬語に置き換えると何になる?

Japanese man in a suit
 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

確認が必要な書類を送るときは「ご査収ください」

人に意見を聞く場合は「お思いになる」より「お考えになる」を用いることが多い

ひとつの文章にひとつの敬語が基本

「ぶっちゃけ」も「言っちゃいます」も社会人としては失格の言葉遣い。ビジネスシーンでは「有り体(ありのままの意)に申しますと」を使うと好印象になる。「包み隠さずに申し上げますと」でもいい

ご再考願えませんでしょうか

「考え直す」は普段の言葉なので、同じ意味を持つ「再考」に置き換える

「わざわざお運びいただき恐縮です」

「お使い立てして申し訳ないのですが、○○をしていただけますか?」

「仄聞するところによると」

「仄聞」とは、うわさなどで少し耳に入ったり、人づてにちょっと聞くという意味の語。「うわさ」という言い方に比べると、ぐっとかしこまった印象になる

外来語の頭に「お」や「ご」を付けて美化するのは誤り

理由をきちんと告げても内部情報は明かさない

「変わったお名前」「珍しいお名前」は避けるべき表現

目上の人には「お供する」で謙虚さをアピール

病状を問うときは「お加減はいかがですか」

遺族への励ましは「お力落としのないように」

「ご長命とはいえ、残念なことでございます」

「できない」は「見送らせていただきます」に

「大抜擢」という言葉には、「身に余るほど大きな昇進」「過分な優遇」という意味があるため、「実力以上の評価を受けましたね」という嫌味に聞こえかねない

「貴社」は書き言葉。話し言葉では「御社」を使う

コミュニケーションはカジュアルになる傾向がありますが、知っていて崩すのと、知らないで崩れているのは、えらい違いです。

ぜひ、本書を読んで、敬語の基本とワンランク上の語彙を手に入れてください。

おすすめの一冊です。

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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