大ベストセラー『私は私のままで生きることにした』に学ぶ“SNSの使い方”

 

なぜ他人の評価を求めると疲れやすくなるのか?それは自分としてはこれが好きだけど、周りが評価しないからやめとこうとか、他人に合わせたつもりなのに、あんまり褒められないとかが重なると辛くなってしまうからだろう。

しかし、他人の評価なんて天気みたいにコロコロ変わるもの。だからコロコロ変わる他人の評価を追い求めるのではなく、自分の評価、つまり自分で自分に対して「いいね」「私、凄い!」「俺かっこいいな!」と思える行動を積み重ねていくことが大事だと感じた。

他人と違って自分が良いと思う行動は一貫しているもの。他人から、いいね!をしてもらえないという価値のないことよりも、SNSに載せなくても、自分で自分に、いいね!を押せることをやればいい。昨今の自殺が多い現代の将来ある若者にぜひ伝えたい!!「他人の評価より、自分の評価を大事にする」ということを。

あと、マーケッターである森岡毅さんは、こう言っている。
「ナスビはナスビにしかならないのですよ。逆にナスビであること、丸みがあること、紫色や黒色がかっていることを誇りに思うようにしてあげないといかんのですよ。ナスビがきゅうりになるとか、玉ねぎになれって言ったら、しょぼくれたナスビにしかならんでしょ。ナスビはね、立派なナスビになるしかないんですよ」…と。

ナスビのくせに、りんごや桃、玉ねぎに憧れるからしょぼくれて、劣等感を抱くわけだ。ナスビは立派なナスビになるしかない。そのためには周りに憧れるのではなく、自分に与えられた小さな才能をよく理解し、その才能を発揮できる職業を選ぶことが大切になる。自分に与えられた才能を生かすこと、自分の才能を活かせているときに自分は自分で良いなと思える。

「惨めにならないために、自分以外の何者かになろうとしないこと」ということは「風の時代」には特に重要事項だと感じる。「誰かの決めた幸せではなく、自分の幸せに関心を持つ」ということだ。それは、世間の決めた幸せが自分にとっての幸せとは限らないからだ。例えば結婚したら幸せになれる。最高の人生になれる」と思い込んでいる人は多いが、むしろ結婚して地獄になる人もいる。

確かに、Twitterとかで、いっつも、夫や妻の愚痴を言っている人はものすごく多い。この家の中で最も恨んでいるのが主人っていう人もいるから恐ろしい(笑)。大事なのは周りが決めた幸せを追い求めるのではなく、自分にとっての幸せが何かを知って、それを追い求めていくことが人生にとって大切なことではないだろうか。

別にたいしたことではなくて、お風呂上がりにかき氷を食べるだけで、幸せな人もいるし、プラモデルを眺めるだけで、幸せを感じる人もいれば、筋トレをして幸せを感じる人もいる。犬に触れているだけで幸せになる人もいるし、自分のように毎日朝日を見るときに幸せを感じる人間もいる。

このように人それぞれに自分にとっての幸せがあり、それを知ることが微分積分やサインコサイン、タンジェントより大事なのだ。僕は何に幸せを感じていたっけなぁ、と口では言うものの、自分が何に幸せを感じるのかをそれほど把握していない人は多い。

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