どうしても「早口」になってしまうアナタへ。スピーチのプロが改善法を特別に伝授する!

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お待たせしました。

究極の改善方法は「呼吸」にあります。

声は呼吸を吐くことで聴覚情報になる。声は呼吸でできているのです。

だから、話し方や声の出し方を直したい、改善したいなら、呼吸を変えるのです。

早口で話す人は声が小さく、声の質も軽い状態である、と書きましたがつまりは、お腹から声が出ていないのです。

(注*黒柳徹子さんや古舘伊知郎さんのような人は別です。この方々は「話すことが仕事」ですから、ビジネスマンと同等視しない)

お腹から声が出ていない、

という表現はちょっと言葉が抜けております。

正しくは「お腹から息を吐いて声を出す」すなわち腹式呼吸のことです。

「お腹」としていますが、これも実際には「肺を動かしている横隔膜という筋肉が上下する際、胃や腸などの内臓部分が、出たりへっこんだりして、動いているように見える部分のこと」を指します。

動いているのは横隔膜であり、お腹部分は横隔膜によって動かされているように見えるだけです。

横隔膜を充分に上下に動かすことにより肺にたっぷりと息が入り、その息がたっぷりと出る。

これが、腹式呼吸による良い声、深い声、になります。

赤ちゃんは生まれたときにギャーっと泣きますが、あれは、腹式呼吸なのですね。

ものすごい爆音で泣きますよね。

あれは腹式呼吸による発声です。

赤ちゃんのときは誰でも複式呼吸です。

寝ている時もですよ。

赤ちゃんは、スヤスヤ、お腹を上下に動かして寝ていますね。今度よくみてみてくださいね。

あれが腹式呼吸です。

人間、だれでも腹式呼吸ができるんですよ。

でも、大人になると、知らないうちに、声が浅い、声が小さい、いわゆる「胸式」の呼吸になったり息を効果的に使わずに、喉を無理に使って音を出すような「喉声」になったりしている。

赤ちゃんがスヤスヤと眠っているように、腹式呼吸だと心が穏やかになり、落ち着くんです。

これは人間、気持ちがいいんですよね。

だから、人は、腹式呼吸で深い声で話せるように練習をする、これは気持ちいい!となって習得できるものなんですね。

実際、相当に早口で小声になりがちな社長さんもトレーニングでお腹から声が出るようになり、今ではかなり野太い声でスピーチをされています。

気持ちいいことに気づけば、人は変われる。

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