水のように柔軟。サントリーの社会サービスの底辺にある対応力

 

神奈川県大和市の大和市文化創造拠点シリウスではバリアフリーコンサート「みんなの音楽会」を定期で開催。

ここでは聴覚障がいの方向けに言葉を伝える手話通訳、演技を伴い伝える手話通訳、字幕の掲示、さらに聴覚障がいの各種の特性に対応するため骨伝導等のヘッドホンを5種類用意した。

それは「同じ場所・同じ時間・楽しみを共有」するための行動という。

また山梨県立美術館では特別支援学校向けにオンラインを使ったアートに関するワークショップを開催。美術館を身近なものとして感じてもらう取り組みである。

大阪府枚方市の枚方市総合文化芸術センターではヴァイオリニストの五嶋みどりさんによる「ミュージック・シェアリング・フェスティバル」を開催。

特別支援学校の生徒らが練習を積み重ねステージに上がる体験を提供する。

各地の取り組みに学ぶ点は多い。

日本の福祉の始まりとされる聖徳太子が作った四天王寺近くの悲田院とサントリーの福祉のはじまりが近所であることも必然にも思えてきた。

今後も誰もが学びや芸術・文化を共有できる活動を進化させていきたい。

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image by: TK Kurikawa / Shutterstock.com

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特別支援教育が必要な方への学びの場である「法定外シャローム大学」や就労移行支援事業所を舞台にしながら、社会にケアの概念を広めるメディアの再定義を目指す思いで、世の中をやさしい視点で描きます。誰もが気持よくなれるやさしいジャーナリスムを模索します。

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