日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・東中野「かしわぎ」の塩ラーメン&醤油ラーメン。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、手放しで賛辞するほかなす術がないほど超絶的なものと大絶賛した、かしわぎの塩&醤油ラーメンのお味とは?
オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】かしわぎ
かしわぎ@東中野にて、塩ラーメン&醤油ラーメン。
6月2日にオープンしたばかりの新店。
が、オープンから1ケ月も経たない現時点において、早くも2017年の清湯ラーメンの新人王はこちらに決まるのではないかと期待されるほど、驚異的に高水準な1杯を提供している。
『かしわぎ』のロケーションは、JR東中野駅から徒歩3分程度。
東中野駅の周辺にはしばしば度肝を抜かれるほどの良店が誕生することがある。大袈裟だと揶揄されるかも知れない。
けれども、敢えて申し上げよう。「塩ラーメン」と「醤油ラーメン」の両メニューを戴いた私の結論を。
これは美味い!どうしようもなく美味い!!
初めに戴いた「塩」は、出汁とタレのバランスが完璧な、現時点における清湯の「最高峰~チョモランマ~」と評すべき逸品。
タレからもしっかりとうま味を搾り取りながら、タレが出汁を殺さず、両者が仲睦まじく丼の中で併存している。
「塩」をあっと言う間に平らげ、あまりの水準の高さに驚いた私は、立て続けに「醤油」をオーダー。
この2杯目の「醤油ラーメン」の出来映えが、これがもう、手放しで賛辞するほかなす術がないほど、超絶的なものなのだ。
創作清湯ラーメンとは思えぬほど、醤油ダレを前面へと押し出した攻撃的な仕様。
であるにもかかわらず、豚を主軸に立てた動物系出汁がタレの攻撃をしっかりと受け止め、相互補完的に更なる高みへと昇華させる役割を全うしている。
最近、闇雲に採用されている感があるが、実は正しく取扱うには高い技量が必要な『麺屋棣鄂』の麺も、完璧に捌き切れていた。
「百聞は一見にしかず」
まさに数百杯食べて1回出逢えるかどうかといった、超ド級の名杯だ。
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DATA
かしわぎ
営業時間 11:30~15:00
住所 東京都中野区東中野1-36-7
定休日 無休