ムカつく上司、仕事が遅い部下、理不尽な要求ばかりの取引先…。ビジネス上の人間関係はとかく面倒なもの。ストレス解消のためスポーツをしたり、飲みに行ったりしているという人もいるのではないでしょうか。しかし、無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者・音多さんは「根本的に解決しなければキリがない」とした上で、ちょっと考え方を変えるだけでできる「ストレスの有効活用法」を披露しています。
感情変換~ムカつく上司も役に立つ~
今回は日頃の人間関係で溜まりがちな愚痴や悪口、不満やストレスの発散法をお伝えします。
自分の会社や上司に対するストレスを飲み会の肴にする事はよくあると思いますが、悪口や陰口の言い合いが定例化すると荒んだ空気が漂うものです。これから忘年会シーズンが始まりますから、いっそうそうした機会も増えるでしょう(^_^メ)。
普段抱えているストレスを一時的な話題作りや笑いのネタにするのは結構ですが、普段から会話の中心が愚痴や悪口では、長期的には自分自身に大きなダメージが蓄積されて行きます。
我々の言葉は否定的、消極的な言葉を発すると、それは単なる音声として消えるのではなく、伝染する病原菌のように延々と自分や他人の身体の中へ残り続けることになります。その細菌がどこに溜まるのかというと脳や内臓の筋肉に「記憶」として刻み込まれます。ストレスは五臓六腑へ沁み渡り、気がけがれて病に変わるんですね。病は気からと言いますが、その出所は主に「思考と言葉」。特に言葉は直接的で強い力を持っています。
「音多さんわかりました! 今日から悪口は止めて良い言葉だけ使います…」
いえいえそれも間違いですよね。「悪口はダメ」「良い言葉だけ使おう」なんて考えたらいっそう大変なことになります。何故なら愚痴や悪口は言葉で出さなくとも「思考」として発生し、それが感情に変わって体内に蓄積されるからです。言葉ほど強力ではありませんが、蓄積され続ければいつかどこかで暴発しますよね。
じゃあどうすれば良いか? これらの話を原理的に分っていれば、簡単に解決策が思い浮かぶでしょう。