それでは、現在、一般の米国人はこの近い将来起こり得る新・北朝鮮VS米国戦争をどのように認識しているのだろうか。
古畑貴志准教授の協力により、箙隆准教授は、2017年11月13日、米国ユタ州ソルトレーク短期大学にて大学生46人を対象とした「新・北朝鮮VS米国戦争に対する米国内での一般人の認識」というアンケート調査を実施した所、以下のような結果を得た。
Q1.米国は北朝鮮を攻撃するだけの十分な(正当な)理由があると思いますか?
- はい:14人(30.4%) いいえ:32人(69.5%)
Q2.戦争が起きるとすればいつ起きると思いますか? または回避できると思いますか?
- 2018年3月までに起きる:(0人:00.0%)
- 2018年9月までに起きる:(1人:02.2%)
- 2018年以内に起きる:(5人:10.9%)
- 2020年までに起きる:(23人:50.0%)
- 2020年以降に起きる:(3人:06.5%)
- 戦争は回避できる:(14人:30.4%)
最も興味深いのは、米国のこの大学では7割の学生が米国が北朝鮮と戦争をする正当な理由はないと答えているにも関わらず、ほぼ同数の7割弱の大学生がいずれ将来の「米朝戦争勃発」の可能性を感じている所である。
ただ意外にも戦争がすぐ起こると感じている学生は意外と少なかった。例えば2018来年以内に起こると感じている米国人は、回答者全体のたった2割以下であった。