いつ、どこに行っても「いじめ」の対象になってしまい、自分がやりたいことや仕事に就けず悩んでいるという人は少なくありません。無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者で科学者のくられさんは、そんな方々に希望を与えるべく、いじめのきっかけとなる「異分子」と思われない方法をレクチャーしています。
新学期と心理学
そろそろ新年度。新年度といえば職場や学校(学年)が変わり、新しい環境に配置される人が多いことだと思います。
集団生活において、ある程度の環境順応性はあって損はありません。以前も「コミュ障」について書きましたが、コミニケーション能力というのはそもそも生まれつきではなくトレーニングで体得するものなので、もともとの得意不得意はあれ、結局自分は「コミニケーションには自信がある」と勝手に思ってる人が、セクハラ行為を無自覚でやっていたりするわけで、人間の距離感のとりかたというのは世代や時代に応じて変わるものなので、そこは自分も社会の中で不穏分子と思われないように日々研究しています(笑)。
また集団生活において「いじめ」というのも根本的な部分は、集団としての機能を果たすために、異分子を取り除くという人間の本能的なものから来ている場合が多々あります。社会性動物は人間から魚にいたるまで「いじめ」という弱者をさらに痛めつける行為が頻繁に起こります。
人間社会においては「異分子」と見なされるといじめを行う土壌が出来上がります。それはTwitterなどの炎上を見てもよく分かりますね。
集団において、その異分子にならないためには多くの方法がありますが、ともあれ誰でもできることとしては「挙動不審にしない」ではないでしょうか。