2026年4月16日に実施された、「morichの部屋 Vol.33 ジャパニアス株式会社 代表取締役会長 兼 社長 西川三郎様~」後編の内容を書き起こしでお伝えします。
出演者名
ジャパニアス株式会社 代表取締役会長兼社長 西川三郎 氏
株式会社morich 代表取締役社長 森本千賀子 氏
株式会社START UP STUDIO 代表取締役 兼 WEIN/BACKSTAGE Group 執行役員 兼 REAL VALUE CONFERENCE 代表取締役CEO 兼 WEIN M&A 代表取締役CEO 福谷学 氏
【前編はこちら】
「5分で解任」売上30億円まで育てた会社を突然追われたジャパニアス西川社長、51歳からの逆転劇【前編】
『小説家の経営術』社長は単なる指揮者

森本千賀子氏(以下、morich):ジャパニアス設立当時の目標はどのあたりに置かれていたのですか?
西川三郎氏(以下、西川):まずは「未上場で神奈川県1位になる」ということと「社員数1,000人」です。倍々ゲームで増やしていき、リーマンショックなどで少し落ち込みましたが、10年ほどで1,000人近くまで到達しました。
morich:それまでの道のりで、ハードシングスはなかったのですか?
西川:登場人物はたくさんいましたね(笑)。現れては消えていきました。
morich:経営幹部の採用支援をさせていただく中で、オーナー経営者とのいろいろなやり取りやドラマを聞いています。いろいろなことがあったのだろうなと思いながら、本日のお話をうかがっています。
西川:私はオーケストラの指揮者のように思っています。アリババグループのジャック・マー氏が「私は先端テクノロジーなどわからない。AIもわからない。しかし専門家を連れてくれば良い。私はオーケストラの指揮者なのだから、それで良いではないか」と言っていますが、私もそのような感じですね。
morich:ご自身が苦手とするところは、人にお任せするということですね。
西川:私は設計はできません。しかし、設計者の気持ちはわかります。
福谷学氏(以下、福谷):なるほど……。
morich:西川社長が組織作りで大事にされていることはありますか?
西川:私は『小説家の経営術』という本を書いているのですが、まず「テーマ、ビジョン、ストーリー」を行えと言っています。
morich:小説もビジネスも同じだということですね。
西川:私のテーマは「先端テクノロジー」です。デジタル人材で日本を良くすることを先端テクノロジーと言っています。ビジョンはマイルストーンとして「社員数1,000人」と出しているわけです。
次に登場人物とストーリーですね。「誰が、いつ、どこで、何を、どのように、いくらで」ということがないと具体性がありません。「この人物にはこのようなことをさせる」「このような人を連れてくる」など、登場人物が配置できないと組織は回らないですよね。
morich:そうですね。幹部も戦隊ヒーローのようなメンバーが必要ですよね。どんなに天才でも、社長1人では回りません。
西川:社長は単なる指揮者です。そこにはピアノもビオラもバイオリンも全部要るわけです。それをうまく奏でます。それがステージごとに変わってくるわけです。
先端テクノロジーとデジタル人材育成のビジョン

morich:今でこそSESというビジネスは、雨後の筍のようにたくさんの会社がありますよね。競合も激しいレッドオーシャンですが、その中でどのようなところを際立たせて強みにされているのですか?
西川:それは先端テクノロジーですよね。これからはAIです。デジタル人材が日本は圧倒的に不足しています。これは日本が弱い原因だと思います。
morich:そうですね。2030年までに70万人が不足していると言われています。
西川:情報工学系の大学の卒業生を見ると日本は1万5,000人です。アメリカが30万人、中国が50万人、インドはなんと100万人の卒業生がいるわけですよ。将来、これでは勝てません。
できるだけIT系の人材を集めて、あるいは教育もIT系を志向させないと日本は勝てません。私はこれをお手伝いしたいと思っています。
morich:日本を元気にするというか、勝てる国にするためにということですね。
西川:日本の大企業をもっとアメリカくらいの規模にしていきたいのです。例えばNVIDIAの時価総額は、現在650兆円です。トヨタ自動車は47兆円ですよ。NVIDIAは3年後に1,090兆円になると言われています。これは東京証券取引所全体と同じ規模ですよね。
当社も含めて、日本の会社の規模がいかに小さいかということです。プロ野球でもゴルフでも海外と比べると、報酬や賞金が10倍くらい違います。
morich:少し前は時価総額ランキングを見ても、日本企業がいっぱい入っていましたよね。
西川:30年ほど前ですね。日本の企業は10社中8社あったのです。NTTがトップでした。それから低落し、現在50位以内は47位のトヨタ自動車だけです。これでは勝負になりませんよ。
morich:少し残念ですよね。
西川:これはなぜかというと、30年間日本は眠っていたというか、デフレ、規制緩和などにより企業も低落しました。半導体だって昔は1位だったのですよ。今や世界シェアは2パーセントです。
morich:以前、西川社長は未経験者を採用して育成するとおっしゃっていたのですが、育成のノウハウが強みだと思っています。具体的にはどのようなことを行っているのですか?
西川:神奈川県川崎市にJ-collegeというITスクールを開設しています。そこで何ヶ月間かAIやクラウドなど、Microsoftなどの専門的な資格やスキルを身につけさせています。
morich:最近はコーディングも全部AIで行ってしまいますよね。これからのエンジニアはコードが書けるだけではなく、ビジネスや経営センスが必要だと思っています。
西川:これから3年くらいでAI時代になりますよね。「SaaSの死」とも言われていますが、ソフトウェアプログラマーなどを含め、いろいろな職業がなくなります。ホワイトカラーなども不要ですし、超エリートや超ハイクラスかそれ以外かという構造になってきます。こうなってくると、よほど考えないと個人も企業も大変なことになります。
AI時代は必ず来ますから、AIをうまく活用することです。採用もそうですし、営業も、マッチングもそうです。AIエージェント的な動きを行っていき、仕事の効率化を図り、日本も生まれ変わるために各企業とも切磋琢磨して、大同団結していく必要があると思っているのです。
morich:御社の育成プロセスの中にも、単にコードが書けるだけ、「Microsoft Azure」などがわかるだけではなく、経営やアーキテクチャなどの概念も教えていらっしゃるのですか?
西川:単なるプログラミングはAIがやってくれますからね。やはり問題解決できる、あるいは判断できる人材が必要です。最後は人が決めていくわけですから。
morich:そうですよね。最後は誰と一緒にやるかが大事ですからね。
西川:データセンターも24時間動いていますが、保守点検から始まって、いろいろなことを人間がやっていきますしね。人間の力は必要なのです。
morich:このような時代になるというのは、何か予感めいたものがあったのですか?
西川:ありましたね。イラン戦争もそうですが、パランティア・テクノロジーズのAIが標的を特定しています。そのようにAIは的確に仕事をこなしますし、フィジカルAI、ロボットは中国が強いですね。これが兵士にもなるし、いろいろな工場も24時間ロボットが働き出すわけです。労働基準法も関係がなく、恐ろしい時代になりました。
AIを駆使して執筆『永田町のシンデレラ』はドラマ化狙い!?

morich:私も小説家の友人がいるのですが、小説家の方はリサーチ力がすばらしいですよね。
西川:先を見る目ですね。
morich:情報収集力も好奇心もすごくて、すぐに試してしまうようなところがあります。小説家は部屋に籠もって、右脳を働かせて書いているイメージだったのですが、友人を見てそうではないなと思いました。まさに西川社長もそうですね。
西川:最近書いた『永田町のシンデレラ』という政治小説は、パソコンで全部書きましたよ。取材は一切ありません。
morich:えぇ!? そうなのですか?
西川:永田町の議員会館の食事やあらゆる風景、全部AIに聞きました。取材一切なしで書き上げました。けっこうリアリティがありますよ。
morich:すごくおもしろいと聞いたのですが、忙しすぎて読み始めたら眠れなくなるなと思って家に置いてあります(笑)。あれは西川社長としても絶対に買ってほしい小説ですか?
西川:日本がこのままだと滅びると思ったのです。そこで、女性総理を誕生させて、派閥を解消して、しがらみを無くしていくような内容にしました。
morich:高市早苗総理の誕生を予見していたのですか?
西川:私は松嶋菜々子さんを主人公に設定して書きました。
(一同笑)
西川:主人公の夫は反町隆史さんにしようと思ったら、編集者が「それは美男美女すぎる」と言うのです。では、濱田岳さんかなと設定しています(笑)。
morich:キャスティングも出来上がっているのですね(笑)。
西川:主人公の2人はそうです。あとは既存の政治家がモデルですよ。高市早苗総理がモデルの人物も出てきます。
福谷:おもしろいですね!
morich:ドラマ化してほしいですね。
西川:かなり悪い人や意地悪な人も出てきます(笑)。
(一同笑)
morich:もうそこまで出来上がっているのですね。
西川:読めば「あ、あの人は麻生さんだ」などとわかりますよ。
morich:日本の政治もわかるし、経済もわかるし、勉強になるということですね。
西川:そうなると私は思いますけどね。もっと売れても良いなと思っています(笑)。
morich:きっと今日の視聴者のみなさまは買います!
西川:おもしろいと思いますし、政治小説の要素もありますしね。
morich:それは社長業を行いながら書いたのですか?
西川:朝2時に起きて、それから2時間下調べですよ。パソコンに向かってAIで「永田町はどうだったか」「議員会館はどうだったか」「自民党の本部はどうだったか」「世界の政策はどうだったか」「少子高齢化についてハンガリーはどうだったか」などと調べます。その後、4時から書き始めます。
morich:毎日ですか?
西川:毎日ですよ。7時まで書いて、身支度して8時に会社に出掛けていました。
morich:私も3時起きというエピソードがあるのですが、2時ですか!
西川:朝のキャスターのようなものです。20時に寝て、2時に起きるというのを5ヶ月間行いました。休んだのは正月の1月1日だけでした。
毎日2時間書いて単行本が完成しました。それから1年半後に文庫本になりましたが、もう少し心理描写などを入れたほうが良いと見城氏が言うので、加筆しました。これは良い小説だなと思ったのですがね。
morich:ドラマ化が来ますよ!
西川:いやいや、松嶋菜々子さんに断られます。
(一同笑)
morich:私でよければ出ます(笑)。
志を同じくした経営者と手を携えて日本のために戦う

morich:ビジネスのほうは「これからは世界だ」とおっしゃっていましたが、どのように展開されていくのですか? 2022年に上場されていますが、もともといつかは上場しようと思っていらっしゃったのですか?
西川:前の会社から上場は行おうと思っていました。立ち上げた頃は考えていなかったので、ある程度経ってからですね。10年後くらいにそろそろできるかなと思いました。
morich:上場までのハードルなどはいかがでしたか?
西川:それはありますよ。ただ売上が良いからできるというものでもないですし、いろいろとクリアしなければいけない項目があります。今日も社員が来ていますが、みんなの努力で、力を合わせてやっと上場できました。
morich:前の会社のように、今回は人まわりの苦労はなかったのですか?
西川:それは常にありますよ(笑)。
(一同笑)
西川:現在は社員が2,000人いますが、毎日いろいろな事件があります。人が集まるところで問題が起きないということはあり得ません。それを的確に処理していくのが上に立つ人間の力量だと思うのです。何もないなどというのは、おめでたい話ですよ。死んでいる組織です。新陳代謝も含めて必要ですし、ダメな人も必要です。
morich:成長ステージが変われば課題も変わってきますからね。現在はグロース市場ですが、この後はプライム市場を目指しているのですか?
西川:スタンダードやプライムが偉いなんて、これっぽっちも思っていません。私はグロースで優秀な企業を作りたいと思っています。
プライムが偉いなんて幻想です。時価総額が1,000億円以上だと良いのかなと思いますが、200億円から300億円であれば、100億円も同じようなものだと私は思っています。
morich:優秀な企業を作るために、具体的には何をされるのでしょうか?
西川:お互い志を同じくした経営者が、一緒に手を携えてがんばることです。
福谷:良いですね!
西川:これが大事だと思います。自分のエゴを捨てることです。「俺の会社だ」「息子に譲る」「2代目」などと、会社を私物化してはいけませんよ。
morich:息子さんは「俺に回ってくる」とは思っていないのでしょうか?
西川:それは思っていたとしても、決めるのは私です。その時に一番良い人がなれば良いと思いますし、私が引退しなければいけない理由もないですしね。
morich:もともと会長職で、社長は別にいらっしゃったのですね。
西川:社長はいたのですが、上場の時に病気になりました。精神的に苦しかったのですね。上場審査は厳しいですからね。
morich:オーナー社長と、サラリーマン社長では違う難しさがありますね。当分は会長兼社長でいらっしゃるのですか?
西川:社長にはこだわっていませんが、同じような志の社長を探すためには、社長を務めていないと迫力がないのです。会長では引退した感じじゃないですか。
morich:日本企業の会長だと一線から退いた感じがしますよね。
西川:とにかく志を同じくする社長と、大中小を問わず力を合わせて、日本のために戦いたいですね。グロースのために戦おうよということです。
morich:社内で候補になる方はいるのですか?
福谷:けっこう深掘りますね(笑)。
morich:もしよければ教えてください(笑)。
西川:今日も来ていますよ。20年近く育てた人材です。
morich:新しい血を入れることもゲームチェンジャーになりますしね。
福谷:そうですね。morichさんのお仕事でもありますね。
morich:育てるために帝王学も教えていらっしゃるのですか?
西川:帝王学なんて大仰です。経営はそんなに難しいことではありません。いかに売上や利益を上げ、社員に還元するか、株主に還元するかということを忠実に誠実に行えば良いのです。
一番いけないのは「俺がやった。俺がいるからだ」という自惚れです。会社はお客さまや社員に助けられているのであって、社長というのは単なる役割なのです。色を作るのは指揮者かもしれませんが、オーケストラの指揮者が偉いのではなく、それぞれの演奏者がいるから音が奏でられるのです。
人を勇気づけるのは熱量のこもった言葉
morich:ちなみに、ジャパニアスのカルチャーはどのようなものですか?
西川:出る杭はどんどん伸ばせというカルチャーです。「課長になった、部長になったなんて、ケチなこと言うな。あなたは何がやりたいのか、テーマを探せ」と言っています。
福谷:良いですね!
西川:生きているのにミッションがない人は寂しいと思いますよ。
morich:大義ですね。社員のみなさまも大義を持っているのですか?
西川:「部長になりたい」「課長になりたい」では小さいですよね。それは誰でもできるじゃないですか。そうではなく「どのような仕事をしたいか、どのような会社になりたいのか」そのようなことだと思います。
morich:やはり、そのような姿を社長が見せているわけですよね。トップの方に信念や大義がないのに、社員に持てと言っても白けてしまいますもんね。自らですよね。
西川:大義のことばかり言っていますよ。
morich:熱い方ですね! けっこう社内では吠えているのですか?
西川:いや、吠えてはいません。熱量があるのです(笑)。
福谷:表現の仕方ですよね(笑)。
西川:熱量がこもっているのです。おろそかにしません。「こうやったらできるじゃないか」という励ましを与え、失敗したことをグチグチと言いません。
morich:すばらしいですね!
西川:私は失敗の多い男ですからね。柳井正氏も「一勝九敗」だと言っていますが、そんなものですよ。失敗が多いのはチャレンジするからです。
morich:「失敗は成功の母」と言いますし、失敗はうまくいかなかったことを知るということですからね。みなさま「チャレンジするぞ!」という感じなのですか?
西川:そうですね。終わったことをグジグジとは言いません。生まれや学歴も関係ありません。特に身長はどうしようもないじゃないですか?
(一同笑)
西川:体重は増やせるじゃないですか。顔もいじれますが身長はどうしようもないです。学歴も今さら東京大学に行っても無意味でしょう。「終わったことは言うな」と、言っていますよ。常に未来を考えます。
morich:転職したい方々がよく言うのは、「正当に評価されない。やりたいことがあってもできない」ということです。いろいろな意味で天井があったりするのですが、御社は本当に権限や裁量なども、しっかりと与えられているのですね。
西川:当社は派遣業ですので、自分で稼いでくればいいのです。新入社員で入っても、3年後には1,000万円になるわけですよ。これは不可能なことではありません。お客さまから1時間に1万5,000円もらっている社員もいます。しかし、2,000円しかもらっていない社員もいるわけですよね。それぞれに差は出ますが、しっかりと還元するわけですから、こんなに良い会社はないと思います。
morich:年齢や性別、バックグラウンドに関係なく、正当に還元してくれるのですね。やはり、ちゃんとアウトプットして成果を出したら認めるということです。私も、そのような会社に入社するべきだとお伝えしているのです。
西川:これが実力主義です。学歴も派閥も関係ありません。「給料を自分で決められるなんて、こんなにすばらしい仕事はないじゃないか」と、新入社員に話しています。
morich:みなさま、すくすくと成長していきますか?
西川:なかなか付いてこられない方もいますけれどね。
morich:そのような組織にするには、ミドルマネジメントですよね。今日も会場に社員の方がいらしていますが、御社はそこも層が厚いのですね。
西川:導く人、それは大事ですよね。フォローする人です。
morich:小説を書かれているくらいですので、言霊というかメッセージを発信されているのですね。
西川:それは大事ですよ。『永田町のシンデレラ』のあとがきでも紹介しましたが、ある有名な人の言葉があります。「孤島に送られた時に、人を勇気づけるものは3つある。食料、燃料、そして言葉だ」というものです。「助けに来るぞ」という言葉がその人の希望となって、生き延びることができます。食料ではないのだということです。
morich:なるほど、希望を持てたのですね。
西川:「それが小説なんだ。そのことが『永田町のシンデレラ』には書いてある」と書きました。
morich:おもしろいです! 読まないとダメですね。希望を与えるのは言葉だということですね。
これから起業を目指す方へのメッセージ

morich:本日の視聴者はこれから起業したいという方々がいらっしゃいます。みなさまにもメッセージをいただけますか?
西川:「このようなことをやりたい」と思ったら、自分が決めたテーマを絶対に諦めずに行うことです。そうすれば必ず助けてくれる人が周りに現れます。
そして、絶対にその人を腐さないことです。人の悪口ばかり言うなど、感謝の気持ちがない人間は寂しいです。感謝の気持ちが自分に跳ね返ってきます。
morich:気持ちを持っているだけでなく、それをちゃんと表さなければいけないですよね。それも体現されているのですね。起業家の方にはハードシングスもあると思いますが、さまざまな経験をされている西川社長だからこそ、言えることはありますか?
西川:いろいろなステージがあると思います。自分の今置かれている状況がどこで、自分が目指しているところまでどれくらいの時間がかかるのか、5W2Hで語れるかですよね。「誰が、いつ、どこで、何を、どのように、いくらで」ということが語れなければリアリティがありません。「こうしたい」という願望ではダメです。
morich:目指すものと現在地のギャップが何か、わかっていなければダメですよね。
西川:ギャップを埋めるのが「人」なのです。常に人が足りないなと思っています。上に行くためには登場人物がいっぱい来てくれないといけません。
morich:私の出番です! 呼んでください!
福谷:出番ですね(笑)。
西川:ありがたいですね。
morich:転職エージェントを35年行っています。
西川:また、考えておきます。
福谷:あっという間に1時間が経とうとしています。熱いですね!
morich:西川社長は熱いですね!
福谷:勇気をいただけました。「世の中、うまいこと行くな」と思うことがありますが、お話を聞いていて「小説家が世の中を動かしているのではないか?」と思いました。
morich:実はそうかもしれません。
福谷:「まず、結末があって」というところが、経営も一緒だと思うのです。「最上段があって、そこから課題があって、施策を打って」というところから考えていかないと、経営はうまくいきません。世の中も、人生も一緒なんだなとあらためて思いました。
morich:大義を持ちましょうということですね。
西川:シナリオを書けば良いのですよ。
morich:それもトレーニングでしょうか? センスでしょうか?
西川:センスや器と言ってしまえば身も蓋もないですよね。たゆまぬ努力ですよ。「朝2時に起きて、小説を完成させる」というように、時間を使う縛りを持てば人間は元気になりますよ。
morich:ちなみに御社のみなさまは『永田町のシンデレラ』を読まれていますでしょうか? 会場にお越しの社員の方々は頷かれていますね。
西川:幹部は読んでいると思います。社長を理解するというのは大事ですからね。
morich:この番組に出ていただくと、不思議と株価が上がるというジンクスがあります。会社のファンにもなるのですが、社長のファンになるということです。
西川:ありがたいですね。
福谷:最後に証券コードだけお知らせいただけますか?
西川:9558です。
福谷:9558ですね。
morich:これから爆上がりです!
福谷:本日は33回目を迎えまして、深くて素敵なお話をお聞かせいただきました。西川会長兼社長、お越しいただきまして本日は本当にありがとうございました!
西川:お時間をいただき、ありがとうございました。
