どうやってもメイクが上手く決まらない……。そんな女子、必読です。芸能人のメイクも手掛けるメイクアップアーティストの寺長根 愛さんが、ファンデのスポンジの選び方から化粧品の使用量まで細かくティーチング!春の日差しに映える仕上がりを手に入れてください!
ちょっとした選び方・使い方で大きく変わるメイクの仕上がり
今日のテーマは「ちょっとしたミスチョイスで損をしているかもしれない~道具の選び方・使い方ポイント~」です。
メイクレッスンをしていて多々感じることがあるのですが、「道具の選び方、惜しい!」という方が、結構いらっしゃるのです。
だいたいは正解なのだけど、ちょっとしたポイントを抑えられずにいると、メイクの仕上がりの点で、損をしてしまっている方が、少なくないのです。
ぜひ、以下のポイントを読み、ご自分のメイク道具をチェックしてみてくださいね。
まずは、ファンデーション用のスポンジ。
私は、兼ねてから、丸いものではなく、角のある形のものをお勧めしています。
そうすることで、目のキワや、小鼻のキワなど、細かい部分を綺麗に伸ばすことができるからです。
私がいつも使っているのが、ホームベース型。5角形です。
それを真似て、そのようなスポンジを買って使っている方もいらっしゃるのですが、惜しいのが、スポンジの表面の質感です。
大量に袋に入って売られているものの多くが、表面がツルんとコーティングされているもの。
これを使うと、ファンデーションを全て吸い込んでしまい、お肌に付く量が極端に減ってしまいます。
そのようにツルんとコーティングされたものは、指で塗ったあとにパッティングをするだけならOKなのですが、スポンジに取って塗るのには適していません。
今一度、お使いのスポンジの表面をチェックしてみて下さい。
次に、フェイスパウダーの中蓋です。
いくつかの穴が空いている、タッパの蓋のような中蓋。だいたいのフェイスパウダーにはそのような中蓋が付いていると思います。もしくは、ネットになっているものもあります。
ネットならまだいいのですが、穴が空いている中蓋をしたまま、その穴からパフに粉を付けると、粉の量がかなり少ない状態になりがちです。
そのせいでメイク崩れを引き起こしている方もかなり多いので、できれば、その中蓋をそのままとりはずしてしまい、(粉が舞わないように気をつけて下さい)ダイレクトに粉とパフを付けるようにしてみて下さい。その後、パフを揉んでから、顔に付けるようにして下さい。
そうすると、たっぷりと粉をパフに付けることができ、メイク崩れの予防にも繋がります。
粉は、ちょっと多いかなと思うくらいの量を顔につけ、それから余分な量をブラシで払うのがベストです。
そして、化粧品の使う量についても、ぜひ見直してみていただきたいです。
レッスンにいらっしゃるお客様の中で、化粧品や道具は、とても良質なものをお使いなのに、仕上がりがイマイチという方の多くが、一回に使う化粧品の量が少ないということが、よくあります。
ファンデーションやアイシャドウ、チークなど、あらゆる部分において、です。
良質なファンデーションを使っているのに、量が少なくて、効果が発揮されていない。
良い色のアイシャドウを使っているのに、量が少なくて、ただ、まぶたがくすんでいるように見えている。
良い色のチークを使っているのに、量が少なくて、ほぼ意味を成していない、など。
接着剤だって適量じゃなければ、何もくっ付かないし、調味料だって適量じゃなければ、味が付かない。
どんな良質なものでも、適量じゃないと、効果を発揮できないのです。
ですので、もし今のファンデーションやアイシャドウが、思うような効果を発揮できていないと感じることがあれば、ぜひ試しに、使用量を増やしてみてください。
それだけで、仕上がりの完成度がぐんと高くなったりするものです。
いかがでしょうか。
ちょっとした選び方、使い方が、メイクの仕上がりに大きな影響を与えるもの。
ぜひ今一度、見直してみてくださいね!
著者/寺長根 愛
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等にも携わり、芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。週に3通届く具体的なメイクアップ方法が分かりやすく記された寺長根さんのメルマガは読者のバイブルとなっている。
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