早稲田大学の「恋愛学入門」は、なぜ学問として成り立つのか?

 

人間の恋愛は科学的な研究が可能である

人間の恋愛は複雑で、系統立って学ぶことなんかできないという人も散見されます。これも大きな勘違い

生物を研究する学問に「生物学」があります。こちらは生物を対象とした科学的学問です。生物学が科学的に研究できるというのは受け入れることができますよね。「マウスの実験によって…、何々であることを発見した」なんていう報道があると、すんなり受け入れます。

では人間の恋愛は? 人間の恋愛は、マウスの恋愛よりも容易に科学的に研究できるのですよ。

なぜなら、私たちは「言葉」によってコミュニケーションがとれるからです。「なぜ、彼氏をフッたのですか?」という質問に対して、マウスは返答することはできませんが、人間は言葉で表現することができます。観察も実験も可能ですし、場合によってはアンケートもとることができます。その点、人間の恋愛の研究の方が科学的に解明することができます。いままで、そのような試みが行われてこなかっただけです。

ところが、21世紀に入って世界中の学者が「人間の恋愛」に興味を持ち始め、ものすごい勢いで、仮説が提示され始めました。それらを総合すると、一つの分野として、系統立って研究することができるようになったのです。

なお、「恋愛学」は単なる知識としてもおもしろいです。恋愛が抵触するものには、恋愛のほかにも、結婚というものがありますし、浮気(不倫)というものもあります。それらを科学的に見ると、なぜ、結婚が破たんしてしまうのか、なぜ人間は男女ともに浮気性なのかも見えてきます。このようなものを徐々にみなさんにお話しします。

メルマガの特徴

この連載の特徴を述べると5つあります。

【特徴1】「想定する読者は、男女の両方」

内容として、男性でも女性も読めるようにしてあります。どちらか一方ではありません。男女ともに、です。恋愛における両者の違いは多々あるのですが、その違いについても明確にします。そうすることで、男性読者なら「女性はそう反応するんだ。」と理解することができるでしょうし、女性読者なら「男の脳ってそういうつくりになっているのね。」と判ります。この違いを知ることで、恋愛関係も結婚生活もうまくいくはずです。

【特徴2】「想定する読者は、未婚者、既婚者の両方」

この連載が想定する読者は、恋愛だけ楽しみたい人、結婚(再婚)を考えている人、結婚を円滑に維持したい既婚者、不倫願望のある既婚者といったように、恋愛に興味がある人すべてとなります。すてきな異性を獲得するためにも、すてきな結婚生活を維持するためにも(あるいは素敵な不倫相手を見つけるため、あるいは不倫願望のある配偶者の不倫を絶対的に阻止するためにも)、それなりのテクニックが必要です。「恋愛・結婚・浮気」という場面ではそのテクニックを習得する必要があるのです。

【特徴3】「『大人』の恋愛学」

大学で2単位取得可能な「恋愛学」を教えてはいますが、基本的に18歳から22歳までの若者です。したがって、教えたいけれども教えることができない内容というものがあります。このメルマガでは、原則として制限がありませんし、大学では教えることができない内容こそ、役に立つもの(たとえば合コンネタ)が含まれているので、そのあたりも解説してゆきます。学校教育では学べない「秘密の」「大人の保健体育」みたいな話も出てきます。

【特徴4】「人生初めての有料メルマガ」

ブログをやっていませんし、ツイッターもやっていません。フェイスブックはやっていますが、もっぱらゼミ卒業生との連絡用にやっている程度です。唯一連載しているのが、「InRed」という女性誌においてマンガ家の倉田真由美さんとの恋愛相談です。何が言いたいのかというと、これからお話しすることはネット上にはあまり流れていませんので、門外不出の「モテの伝授」ということになります。また、いままで10冊以上の恋愛に関する本を書いてきましたが、それらをすべて読む必要もありません。このメルマガ連載の中でまとめる形で適宜披露してゆきます。

【特徴5】「恋愛を科学的に分析」

この点が最も重要ですが、巷間言われている都市伝説、占いや血液診断といった非科学的なもの、モテる人が個人的に開発したモテ術といったものとは違って、このメルマガでお話ししてゆくものは、科学的・論理的な根拠に基づいています。普遍性のある知識となりますので、長い間ずっと使えるものですし、対人コミュニケーション、仕事といったほかの分野にも応用が可能でもあります。

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