世界の金融システムは既に破綻…高城剛が予測する欧州「負の三連鎖」

 

高城剛さんの回答

世界はどうにかギリギリの均衡を保ってますよね。

今週出たばかりの下院の報告書にもありますけど、2012年に米司法省がHSBCをマネーロンダリングで告発しなかったのは、国際金融危機に発展するのを懸念し、「なかったこと」にしたと書かれています。

自著にも何度も書きましたが、世界の金融システムは、既に破綻してるんです。

いまは、イタリアの銀行が一見大変のように見えますが、まだ小さいので火消しは可能ですが、次の大火の種火はスイスで、そこが燃え上がるとドイツ銀行が大火事になることは、国際金融関係者なら周知の事実です。

僕には時間の問題にしか見えません。

もう5年以上前から 時代が大きく変化する萌芽が2016年秋から18年いっぱいに起きるだろうと、何度もお話ししてきました。
そして、その準備の時間は長くないと本メールマガジンの読者の皆様に僕なりにお伝えしてきたつもりです。
しかしながら、自然エネルギー、大麻の有効活用など日本では遥か先になるでしょう。

医療大麻は、いまや効能は2000項目以上にわたっていることが科学的に証明されていますが、日本の医学界では「なかったこと」にされています。
それもそのはず、日本の有名医大で教授になるためには、20億円は必要とされており、その負担は製薬会社が事実上行っているからです。
もちろん、内緒ですよ。その後、教授の協力による認可申請で、それ以上に元を取っているなんて。

また、いきなりオルタナティブな世界へ変わることはありません。

一部は移行するでしょうが、まず金融戦争によって本土が焼け野原になるまで、この道を進むでしょう。それが歴史の教えです。

僕は東京オリンピック以前に、世界で一波乱あると思います。

日本がそれに対して、どのように対応するかで、日本の未来は決まるでしょう。

なにしろ、2010年を最後に、日本にはもう自浄作用がなくなってしまったわけですから、他国(および自然)の動向次第となるでしょう。

image by: Shutterstock

 

takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
≪初月無料/購読はこちらから≫

print
いま読まれてます

  • 世界の金融システムは既に破綻…高城剛が予測する欧州「負の三連鎖」
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け