40超えたら確認を。両親が元気なうちにしたい介護の備えとは?

 

所長 「現在の親の行動面健康面の状況も大事なことだよ」

新米 「あ、健康面は大事っすぅ~」

所長 「たとえば、食事のとり方・耳の聞こえ方・トイレ・排泄・動く様子(歩き方、歩く速さ、つまずく、転ぶなど)・物忘れの傾向(同じものを買い込んでいないかなど)・頻度・親の既往歴や血圧など・親の服用している薬(市販薬を含む)やサプリメント・親のかかりつけ医・親の不安・悩み、まだまだあるぞ」

新米 「わぁ、何か切りがないですね。耳はまだよく聞こえるし、しっかり歩くし、でも、それがだんだんそうじゃなくなるんですよね」

所長 「他にも、兄弟姉妹・配偶者などとは事前によく話し合いお互いの状況を把握しておくと、いざというときに親の介護に関する役割分担や体制を決めやすくなるね。親の介護については、兄弟姉妹間・夫婦間などでさまざまな意見が出ることが予想されるから、出た意見をとりまとめて『最終的な意思決定者を事前に決めておくことも有効だね。

新米 「ふーん、時間がかかりそうなことですね」

所長 「そうだよ。だから、早めに準備しないとね。また、介護も兄弟姉妹間・夫婦間などで分担し、介護の負担が1人に集中しないように注意しないとね」

新米 「1人に負担がかかると大変ですよね」

所長 「1人で抱え込まないというのが大事だね。その他、親の住む地域の地域包括支援センターの所在地や連絡先、親の住む地域で利用できる各種介護支援サービスも知っておくといいね」

新米 「なんとなく、知っておいたら良いことがわかってきました。早く準備するに限りますね」

地域包括支援センターとは

地域包括支援センターは、中学校の通学区域におおよそ1施設ずつ設置されています。介護サービスの申請などは、介護が必要な「高齢者の居住地」にある地域包括支援センターや市区町村の窓口で行います。事前に、地域包括支援センターや市区町村の窓口の所在地や連絡先を調べておきましょう。

 
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【著者】 イケダ労務管理事務所 【発行周期】 週刊

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