自ら「本格中華」と看板に書く中華料理屋は何を勘違いしたのか?

 

店名や商品名をつける時や、キャッチフレーズをつける時などは、こういう誤りに陥りがちです。ついつい、本当はお客様に言ってもらいたいことを自分から言っちゃいます。飲食店や食品の場合は特に、「うまい」とか「美味」とかいう言葉を自分から使うべきじゃないのです。それはお客様が感じることであって、お店側が「これはうまい」と定義するべきものではありません。

製品であっても、最近では自分たちから「スタイリッシュなデザインです」とか「この美しいフォルム」とか、平気で言います。そういう感覚も、お客様のものです。スタイリッシュなんてカタカナを使ったら許されるというものでもないのです。

自社の発信の中で、そういう「本来はお客様が感じること」「本来はお客様が判断すべきこと」を自分たちから言っていないでしょうか。ぜひ全てチェックしてみることをオススメします。

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)

  • 「美味しい」「美しい」「素敵」「楽しい」「嬉しい」「心地よい」など、本来はお客様が感じる感覚にはどのような表現があるか。思いつく限り、ノートに列挙する。
  • それらの言葉を、自分たちから発信していないかどうか。チェックしてみる。
 
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【著者】 弘中勝 【発行周期】 日刊

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