アフリカの地元食材のみで日本料理店を開業した男の奮闘記

 

◆◇◆ 3/18(水) ◆◇◆

朝一でAPIXへ。今日は外国人登録許可証を申請する日だ。

約束通り9時にAPIXに到着すると、車に乗りなさいと言われる。どうやら、この車に乗って役所をいくつか廻るそうだ。

僕の他にもスペイン人男性も同じく外国人登録許可証を取るらしく、車に同乗した。彼はスペインの建設会社に務めていてこちらで駐在員として来ているらしい。ちなみに日本にも旅行で2週間行ったことがあるらしい。

和心の事を言ってみると「日本食は大好きだ! オープンしたら是非行かせてくれ! 特に俺は餃子が好きだ!」と言われて嬉しい限り。彼が来てくれる時にはなんとか餃子も用意しようと思う。

肝心の外国人登録許可証の方も無事に申請完了。ちなみにこの資格を取るためには保証金として約30万CF(約6万円)を支払う必要がある。とはいえ、保証金なので、帰国の際には返金される。

その後は、セネガル人の友人に会いに行く。そうしたらなんとこれから日本人と一緒にご飯を食べるから一緒に来ないか?と言われる。

日本人の方は青年海外協力隊の小学校の先生だった。1年9ヶ月の人気を終え、丁度明日帰る予定だという。

ちなみにセネガルの教育はまだまだ問題が山積みらしい。セネガルでは一般的にウォロフ語という現地語が話される。しかし、小学校に上がった途端にフランス語での授業が始まる。当然生徒たちは、先生が何を言っているのか全くわからず、何も理解できない。

その為、小学校4年生ぐらいまでは、保育園の様な感覚で、生徒たちはとてもまともに授業を受けられる体制ではないらしい。

そういう話を聞くと、自分の息子はやはりインターナショナルスクールに入れようかな。。と思ってしまう。

◆◇◆ 3/19(木) ◆◇◆

今日は最近知り合ったセネガル人に、アフリカンバティックというアフリカの布を作ってる工場に連れて行ってもらった。

ダカール郊外にあるので、バスを乗り継ぎ友人と合流。そこから更にタクシーで走ること10分。

到着した場所はアフリカの伝統の置物やアクセサリーなどが沢山作られている工場だった。よくお土産物屋さんで売っているものも多く、街中のお土産屋さんはここで仕入れをしているのかもしれない。

ん? でもアフリカの布は一切作られていない。それを伝えると、「なに? アフリカの布を見たいのか?」とこちらの要望が上手く伝わっていなかったようだ(笑)。何やら、僕がお土産物を見たいと解釈していたらしい。

しかし、そこから、知り合いのつてを辿りアフリカの布の工場に連れて行ってもらった。予想に反して、5人ほどでやっている小さな工場だった。少しイメージとは違ったが、このような場所を知ることができて良かった。

その後はその知り合いの家に招待されて昼食をご馳走になった。セネガル伝統のチェブジェンはやっぱり美味しい。

その後お茶などもご馳走になり、帰宅しようとすると、知り合いがバス停まで送ってくれるという。その際に、「お金ちょうだい。お昼ごはんも出したんだし。」と。こういうこと、セネガルではたまに言われる。

まぁ今日は一日お世話になったしということで、少しのお金を渡した。その人は、家族の為にと言っていたが、明らかに自分で使う為だろう。

やっぱりこういうことがあると、その人に対する信用度も低くなる。例えば、僕の友人を彼に紹介したりはしないだろう。

お互いに非常にもったいないな。と思う。

その後は魚市場に行った。初めて来た魚市場だったが、ここは夕方に捕れた新鮮な魚が売っていると評判の魚市場だ。確かに新鮮な魚が売られていたが、今日は特に買う予定もなかったのでそのまま帰宅。

また来よう。

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