中国が世界の秩序を乱す。米国務長官が語る日米印同盟の可能性

 

中国は、秩序を乱す搾取国家

ティラーソンさんは10月18日、こんなことを語りました。

「中国は秩序を乱す搾取国家」、米国務長官が非難

CNN.co.jp 10/19(木)11:42配信

 

ワシントン(CNN)米国務省のティラーソン長官は18日に行った講演で、中国が世界秩序を乱し、近隣国の主権を侵害し、他国に対して無責任で搾取的な経済政策を推進しているとして強く非難した。

中国は、

  • 世界秩序を乱し
  • 近隣国の主権を侵害し
  • 他国に対して無責任で搾取的な経済政策を推進している

そうです。

この日の講演は米国とインドの関係がテーマだった。ティラーソン長官は中国について、「インドとともに台頭しながら、責任感は薄く、時として国際的な規範に基づく秩序を乱してきた」と批判。「中国の南シナ海における挑発行動は、米国とインドが支持する国際法と規範に対する直接的な挑戦」と位置付けた。
(同上)

これ、中国の話をしているのですが、実はインドの話もしています。

「インドとともに台頭しながら、責任感は薄く、時として国際的な規範に基づく秩序を乱してきた」

この部分、「インドは、中国と違って、責任感があり国際秩序を守っている」という意味でもある。

「中国の南シナ海における挑発行動は、米国とインドが支持する国際法と規範に対する直接的な挑戦」

この部分、「中国は国際法を守らないが、アメリカとインドは守っている」という意味でもある。

米国は中国との建設的な関係を望んでいるとしながらも、「中国は近隣国の主権を侵害し、米国および友好国に損害を与えている。だがそうした秩序に対する中国の挑戦によって、我々が萎縮することはない」と力説した。
(同上)

中国は、

  • アメリカと友好国に損害を与えている

しかし、

  • 中国の挑戦にアメリカが委縮することはない

そうです。

ティラーソン、「インドの位置づけ」を語る

ここまでは、中国がいかにひどいか、という話でした。では、インドはどうなのでしょうか?

ティラーソン長官はまた、米西海岸からインドにかけての秩序を米国と同盟国で守る「インド太平洋」戦略構想について、この構想を支える国家としてインドや日本を位置付け、インドについては「極めて重大かつ重要な民主国家であり、この地図の片側を固定する」と述べた。
(同上)

インドは、「極めて重大かつ重要な民主国家」だそうです。

ティラーソンさん、日本についても語りました。

日本については「我々が極めて強固な安全保障関係を築いているもう1つの非常に重要かつ強力な民主国家であり、地図のもう片側を固定する」と位置付けた。
(同上)

非常に重要かつ強力な民主国家」だそうです。

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