精神障害者は悩んでいる。会社のみんなで彼らをサポートする方法

 

大塚 「ふーん、どんな内容の講座なのかしら」

E子 「『精神疾患(発達障害を含む)の種類』、『精神・発達障害の特性』、『共に働く上でのポイント(コミュニケーション方法)』を具体的に学ぶそうよ」

所長 「これらの内容について75分程度の講義で学んだ後、15分から45分程度の質疑応答を行う構成らしいね」

新米 「心理の専門家が養成講座の講師なのかなぁ」

所長 「講師は普段から、精神・発達障害のある方の就労支援をしているハローワークの職員さんだそうだ」

深田GL「へぇ~、そうなんだ。ちょっと親近感がありますね。京都ハローワークならどなたが講師なんだろ」

新米 「養成講座ってなってるけど、何かの資格がもらえるってことですかぁ?」

深田GL「いやぁ。この1回だけの講座でそこまではいかないだろ。同僚のサポートをする目的の入りやすいものだと思うよ」

所長 「ここに『精神・発達障害者しごとサポーター』は特別に何かの義務や責任を負う資格ではないと書いてある。サポーターになったら、『○○をしなければならない』といったことも決まっていないとのことだ」

E子 「『しごとサポーターは障害のある特定の同僚を一人で支援しなければならないといったものでもありません』とも書いてありますね」

大塚 「はー、そりゃそうですよね。いきなり講座に行けと命令されて、急にそんな使命を背負わされても重たいですもんね」

所長 「職場に『精神・発達障害者しごとサポーター』がいることで、職場で精神障害のある人や発達障害のある人が働く上で、周囲から正しい理解や配慮が受けられるようになり、より働きやすい職場に変わっていくことが期待されるってことだね」

深田GL「障害の有無にかかわらず、共に働くことができるような職場の実現のためには、『精神・発達障害者しごとサポーター』に特別な役割を求めるのではなく、講座を受けた人も受けていない方も一緒に職場の雰囲気作りにかかわっていくことが大切だってことなんだろうなぁ…」

E子 「講座修了者には『精神・発達障害者しごとサポーター』として、パソコンにはることができるステッカーや首からかけるストラップなどのグッズ進呈が予定されているんだって」

新米・大塚「へぇ~、それはほしいな」

E子 「ハローワークから講師が事業所に出向く出前講座の対応も可能だそうよ」

深田GL「へぇ、決まった日時に行けないお客様が多かったら、うちでも企画してみたいなぁ…」

大塚 「それはいいですね。 そのためには、まずは順番に受けに行きましょうよ」

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