C.ロナ × 四ツ星ホテル。一流は一流とだけ手を組まねばならぬ訳

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来シーズンからのイタリア・ユベントスへの移籍も発表され、ますます勢いづくクリスチアーノ・ロナウド人気。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』ではMBAホルダーの青山烈士さんが、クリロナ自身が経営に関わる人気のリゾートホテルの経営戦略を分析しています。

ビジネスパートナーの選択

サッカー界のスーパースターであるクリスチアーノ・ロナウド選手が経営に関わる人気の海外ホテルを分析します。

ペスタナCR7(リゾートホテル)

戦略ショートストーリー

クリスチアーノ・ロナウド選手のファンの方をターゲットに「CR7ブランド」に支えられた『クリスチアーノ・ロナウド尽くしのホテル』等の強みで差別化しています。

約1億3,500万人というインスタグラムのフォロワー数が示す通り、まさにスーパースターである本人自身が広告塔となり、集客に貢献しています。

■分析のポイント

ビジネスパートナーの選択

現役のスポーツ選手が事業を展開する上で重要なのが、誰と組むかです。クリスチアーノ・ロナウド選手もそうですが多くのプロスポーツ選手が経営に精通しているわけではありません。ですから経営のプロと組むことが成功するためには、現実的な選択肢となります。

実際に「ペスタナCR7」ではホテルの実質的な経営は「ぺスタナ」が行っているようです。クリスチアーノ・ロナウド選手は出資者であり、顧客を獲得するという役割を担っています。

「ぺスタナ」としては、集客が見込めますので、クリスチアーノ・ロナウド選手と組むことは非常にメリットがありますし、クリスチアーノ・ロナウド選手にとっても世界15カ国で4~5つ星ホテルを運営している「ぺスタナ」と組むことは、自身のブランドを維持するためにもよいパートナーといえるでしょう。

ポイントは世界15カ国で4~5つ星ホテルを運営しているという部分です。クリスチアーノ・ロナウド選手は超一流のサッカー選手ですから組む相手も一流であることが重要だということです。組む相手を間違えれば、自身のブランドイメージも損ないかねないですからね。

経営のプロであれば、誰と組んでもよいというわけではなくて、自身のブランドイメージを維持・向上するために貢献してくれる企業と組むことが望ましいでしょう。

クリスチアーノ・ロナウド選手と「ぺスタナ」の場合、役割分担が明確で、「ぺスタナ」の創設者であり社長のディオニシオ・ペスタナとの関係も良好のようですし、Win-Winの関係を築けていると言えます。

クリスチアーノ・ロナウド選手は「CR7」ブランドが永続的に存続し続けることを望んでいるようですが今後、「CR7」ブランドがどのような存在になっていくのか注目していきたいです。

新しいシーズンから、イタリアの強豪ユベントスでプレーすることが決まっていますので、活躍すれば、更なるフォロワーの獲得、集客の向上につながるかもしれませんね。

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