もちろん、『オススメ』という言葉が悪くて、『ご紹介』を使う方が良いと言いたいわけではありません。大事なのは、目の前のお客様の心理に応じて、言葉を使い分けられることだと思います。
明らかに買おうとしているお客様や、接客がハマっているお客様であれば、『オススメ』という言葉を使った方が良いでしょう。逆に、まだそこまで決めきれていなかったり、悩んでいるようなお客様であれば、『紹介』という言葉を使うと、心理的な負担がなくなることもあります。そのあたりの心理状態を見極めて、どんな言葉を使うかで、お客様の感じ方は変わるのです。
今回の、『ご紹介』と『オススメ』の違いのように、同じようなことが他にもあるはずです。例えば、『ご試着(ご試食)』と『お試し』とかもそうですね。それらの言葉を、お客様の心理状態に合わせて使い分けるとしたら、どんな状況で使い分けるべきか? 言葉ひとつの使い分けも、考えていきたいですね。
そんなことを思いながら、『紹介』してくれたTシャツを着て、原稿を書いている坂本でした。
今日の質問です。
- なぜお客様の心理状態に合わせて、言葉を使い分ける必要があると思いますか?
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2