1月も後半に入り、いよいよ今年もあの悩ましい花粉の季節が近づいてきました。本格的な花粉の飛散時期は暖かくなる3月頃からとはいえ、早い人はまだ寒いこの時期から花粉症対策を始めているようです。株式会社マクロミルがスギ花粉による花粉症の症状がある人1,000名を対象に、症状や対策、対策の開始時期や予算などについて調査したところ、かなり多くの人が飛散前から準備をしていることがわかりました。
スギ花粉対策、3~4割が飛散前から対策開始
スギ花粉による花粉症の有症者は、今年いつ頃から花粉対策を開始するのでしょうか。日本気象協会から2018年12月12日に発表された『2019年 春の花粉飛散予測(第2報)』によると、早いエリアでは2月中旬からスギ花粉の飛散が開始するということです。全国を5エリアに区分して結果を見ると、どのエリアにおいても3割から4割弱の人が2月前半以前からスギ花粉症対策を始めると回答しました。また、「(時期は決めず)症状が出始めたら」という人も同じく3~4割存在しました。
対策強化の理由は「2019年の花粉飛散量が多そう」。強化するものは「マスク」
それでは、花粉症のどのような症状がつらいと感じられ、どのような対策が検討されているのでしょうか。
スギ花粉飛散シーズンにあらわれる花粉症の症状は、多い順に「鼻水」93%、「くしゃみ」87%、「眼のかゆみ」83%でした。また、最もつらい症状は?と尋ねると、上位から「鼻水」41%、「鼻づまり」23%、「眼のかゆみ」21%の順となっています。
また今年、昨年よりも花粉症対策を「強化する」という人は17%、「強化はしない」は22%、最多は「まだわからない」で61%でした。対策を強化する人に理由を聞くと、「2019年の花粉飛散量が多そうだから」が47%で1位でした。日本気象協会や民間の気象情報会社などが発表した、スギ花粉の飛散量などの情報との接触が背景としてあるのかもしれません。2位・3位は「花粉症の症状が年々ひどくなっているから」46%、「昨年の対策が甘くつらい思いをしたから」28%で、“花粉症の症状のつらさ”に関する理由が挙げられました。
強化策を具体的に尋ねると、多い順に「マスク」51%、「病院での診察、治療、処方箋医薬品など」37%、「目薬」36%、「ヨーグルト」35%、「アレルギー症状を抑える市販薬」32%でした。病院やドラッグストア等で購入、受診、処方といったものとは別に、食品「ヨーグルト」が上位に挙がっています。
スギ花粉対策の平均予算は4,550円
最後に、今年のスギ花粉シーズンの花粉症対策にかける予算について確認します。合計予算は平均4,550円で、ボリュームゾーンは「1,000円以上~3,000円未満(47%)」でした。性年代別に比較すると、全年代において女性よりも男性の方が予算額が高いことがわかりました。
今年はマスク消費量が増えるかも!?
例年、スギ花粉症シーズンにはマスクを着用した人を街で多く見かけます。今年のスギ花粉の飛散量は、場所によっては昨年よりも増加するだろうという発表も報道されており、対策強化グッズとして1位に挙げられた「マスク」を着用する人がさらに街中で増えるかもしれません。また、マスク選びを慎重に行う、お金を多くかける人や、それによるマスクの消費量の増加なども注目されます。
もっと詳しいデータグラフ集は、こちらから
https://honote.macromill.com/report/20190115/?utm_source=release&utm_medium=page-link&cid=SL-PR
調査:マクロミル
情報:PR Times