【世界のニュース】使える英語はグローバルなものの見方から身につく

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学校の授業では、一所懸命に英単語を覚えたけど、ほとんど思い出せない。あの時は何を思いながら「英語」を学んでいただろう?何のために「英語」を覚えていただろう?

英語がコミュニケーションをとる道具であることを忘れて、学校の成績や受験のために、ただ使い方・話し方を覚えるために学ぶ日本の英語教育。そんな教育を10年以上続けた結果、思い出せる私の英語は“Yes we can” ……。

そんな哀しい日本の英語教育に克ッ!を入れるのが『心をつなぐ英会話メルマガ』の著者山久瀬洋二さん。

英語に対する意識を変え、会話の背景にある国や文化を理解する。すると、私たちの英語はもっと生きた会話となり、世界の出来事も身近になる。今回はそんなグローバル人材を育てるべく、世界を飛び回っている山久瀬洋二さんのメルマガから「世界のみかた」をご紹介します。


ニュースなイングリッシュ(2014/12/16号より)

海外のメディアで報じられたニュースを解説します。日本のマスコミではあまり報じられない切り口で、本当はどういう意味で報じられているのかを私見を交えてお伝えします。

今週のテーマは、「世界のニュースをみるときに」です。

2014年ももうすぐ終わります。来年もこのコーナーを続けてゆくにあたって、今回は海外のニュースにどのように接してもらいたいか、まとめてみたいと思います。

まず、ニュースは縦に割って考えず、横に広げて接して欲しく思います。
英語でいうなら、vertical ではなく horizontal な視点をもって欲しいのです。
一つの国で起こった事件やトピックを、その国の事柄としてだけみずに、グローバルにリンクした事象として広げて考えるのです。

ウクライナ問題は、そのままEUとロシアの関係にリンクします。
さらに、そのことはアメリカとEU、ひいてはそこでの駆け引きが中東問題でのロシアや中国と欧米との対応にも影響を与えます。
であれば、日本の対中、対ロ外交にも無関係ではないはずです。
一つの国でおきていることは、必ず様々な形で世界にハレーションをおこし、波紋が波紋を呼んでいるのです。

我々日本人は、歴史教育などで、常に縦割りの視点を植え付けられてきました。
日本史を学び、世界史では中国やヨーロッパ、そしてアメリカなどの歴史をそれぞれ過去から現代まで縦に追い、相互リンクや地球社会としての人の活動の変遷を横の繋がりでみる視点が希薄です。

このことには注意したいものです。単に政治問題だけではなく、一つの事件を世界の潮流や、グローバルなうねりの中に投影させるのです。

よく、一つの事件がおきると、それに類似した事件が各地で連鎖的におきることがあります。

例えば、子供が自殺したというニュースが報道されると、その地域だけではなく、周辺のコミュニティでそのニュースに刺激された同様な悲劇が起きてしまいます。

アメリカなどではそうした連鎖が起きないよう、警察と学校などが連携して対応するケースをよく見かけます。この連携が、ネット社会といわれる昨今では世界規模で必要なのです。

その代表的な例が、イスラム国の勃興の背景に、世界中からイスラム国の兵士に志願する若者の連鎖があるという報道です。

ある鬱屈した社会状況は、世界各地に共通した状況として捉えられ、各地で同様の現象を引き起こすのです。
こうした意味からも horizontal な視点を是非もって欲しいのです。

次に大切なことは、海外で起きたニュースを海外のこととして捉えず、日本のテーマと関連づけて欲しいということです。

よく、日本人は「日本は海外と違う」という意識を抱きます。

島国で、日本語という他とは異なる言語を話し、独自の文化をもつ日本を他と切り離して考える傾向は、今も昔も、官民問わず変わっていません。

We have a unique culture in Japan. などどいって、海外のことは日本ではあり得ないと思いがちなのです。
しかし、グローバルにみるならば、Every culture is unique. です。

先に触れた横の繋がりでみれば、日本だけが例外ということはあり得ません。実際、海外の人は、日本を特別だとは思いません。

ですから、世界共通の定規をあてて、日本で起こったことも注視し、評価します。その尺度が、日本人の尺度と異なり、「日本では」と思っても、グローバルには通用しないのです。

従って、世界のニュースという意識の中に、我々日本もそのまま混ぜて考える視点が必要になるというわけです。


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