食や環境への意識が高まる
オーガニック給食を食べてきた子どもたちが26歳になった時のアンケート調査では、 環境問題への意識、取り組み(ゴミをあまり出さないようにする)、食材を購入する時の産地や生産者、オーガニックかそうでないのか、地元産なのかなど、購入時の意識が、そうでなかったタイプに比べて、高かったというデータが出ています。
日本では、まだまだ難しい理由は、給食作りのための「食材の量が十分にそろわない」(天候に左右されやすく発注変更などに手間がかかる)、「規格がそろわない」(規格が不揃いだと、カッティングマシンなどにはじかれて、手作業で調理しなければならない手間がかかる。配達時間に間に合わなくなる。)などの問題があるそうです。
しかしそんな日本でも、タオルの町として知られる今治市では、お母さんたちが市長に掛け合い、市長と有機農産物の生産の現場に視察に行き、PTAが中心となり、声をかけ続けているようで、少しずつ推進の運動が広まっています。
フランスのようにすべてではなく、「50%をオーガニックに」という取り組みは、努力すれば実現可能かもしれませんね。
できるところからオーガニックを取り入れて
私たちは、毎日の食事によって、寿命や美、健康を、箸やフォーク、スプーンで選んでいるといっても過言ではありません。
悪い食事の習慣は、癌、心臓病、脳卒中、糖尿、肥満、うつなどなど、世界中に蔓延する慢性的な病気に繋がります。
反対に、食べるものをオーガニックで自然なものを増やし、果物や野菜、全粒穀物をたくさん食べて、白砂糖や加工食品の比率を減らすことで、お肌や細胞がとてもキレイになり、エネルギー、活力が溢れてきます。
純粋な生きた食べ物がどれだけ、私たちの心と体を癒すことになると思いますか?毎日の食事にオーガニック比率をちょっぴり高めてゆくことで、だんだん意識が変化して、 HAPPYオーガニックライフをあなたらしく楽しめるようになると思いますよ。
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