東大は違法団体?ニューヨーク・タイムズが東大を大批判した理由

 

7.そもそも「共同参画室女子中高生へなどというメッセージ発信をしているのがピンボケです。男子に向けて、異性との共同作業経験が少ない人間、消極的な人間は「要りません。落とします」というメッセージを出すべきでしょう。多少論点がズレますが、女子中学生も啓蒙対象にしているというのは、一貫校がプレップ化している首都圏の発想です。地方蔑視であり、不愉快です。

8.NYT同様に、ガイアツを継続的にかけるというのはどうでしょう?例えば交換留学先となる世界中の大学から「改善が見られないと枠が危ない」と脅してもらうとか。

9.いわゆる世界ランキングの種類の調査レポートで、東大の場合は「異常な男女差別があり、改善が見られないということを特記してもらう、これは結構効くのではと思います。

10.入試の数値規制(アファーマティブ・アクション)が難しいのであれば、せめて教官は徹底して男女同数にするというのは本気になればできるはずです。

11.差別体質を後押ししている背景には、男子校出身者が多いという問題があると思います。そこで、指定推薦枠を、現在は「男子校1、女子校1、共学校2」としているのを、「男子校0、女子校2、共学校4」ぐらいにしてはどうでしょうか?男子校出身で校長推薦になるような「優等生」は少なくとも差別的な人物ではないかもしれませんが、改善へ向かって動くような資質は期待できません。ゼロでいいと思います。

12.現在、産学連携(本当は産学共同でいいのですが、昔これを批判した全共闘に仁義を切って、わざわざ産学連携と言い換えているのは気に入りません)でかなり民間から東大に寄付が入っているわけです。これも、東大が違法団体となれば止まる危険があるわけで、強烈な薬になるのではないでしょうか。どう考えても、女性比率20%というのは「中国人お断りと同じぐらい反社会的で罪深いと思うからです。

13.団塊世代が健在であるうちに、東大全共闘の幹部に集まってもらって最後の自己批判」をしてもらう必要があります。「自分たちは医局近代化、講座制度廃止などの意味のある改革に集中できず、共産革命とかアジア・アフリカとの格差懺悔などといった誇大妄想に至り、東京大学にとって必要な改革の足を引っ張りました。最大の汚点は、男女差別に対して自分たちが無自覚・無理解であったことです。東大解体を叫びながら、解体すべき最大の問題を見抜けなかったのです。女性比率20%という惨状の責任の一端は自分たちにあります」というような「自己批判」をして「東大全共闘ここに解散」という宣言をしたら、それなりに話題になり、多少の罪滅ぼしににはなるのではないでしょうか。せっかくですから安田講堂の時計台から放送したらいいと思います。そのぐらいやらないで、あの世へ行かれては本当にたまりません。

14.例えばですが、ミス東大とかミスター東大とかいう馬鹿なイベントは、機動隊導入してでも排除すべきです。その際に全共闘の老兵の皆さんが、機動隊と一緒に仲直りして戦ったらこれも罪滅ぼしになるのではないでしょうか。機動隊云々は冗談ですが、とにかくミスコンというのは止めて欲しいです。トランプじゃあるまいし

15.その全共闘運動の時代に、一部の教官が真剣に考えた案として「学部廃止」という案がありました。つまり、東大は大学院大学にして、1年生から4年生の「学部」は廃止するというものです。当時は、エリート意識の高い保守的な若者ばかり輩出するぐらいなら、研究機関に特化すべきという議論でした。それはそれで傾聴に値する考えですが、仮に、この女性比率20%という状態が改善しないのであれば、この問題も含めて「学部廃止」というのを真剣に考えないといけません。

print
いま読まれてます

  • 東大は違法団体?ニューヨーク・タイムズが東大を大批判した理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け