政府の方針もあって、副業を解禁する企業が増えてきました。中小企業ばかりではなく、名立たる大企業も副業を認め始めてきたのです。でも、簡単に副業といっても、手を出すにはなかなか勇気がいります。そこで今回ご紹介したいメルマガ「俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編」では、副業で大切にすることや注意すべきことについて詳しく解説しています。
バイト掛け持ちやUber EatsはなぜNG?
昨年1年間で、すっかり世の中に浸透した感のある“副業”。とはいえ、依然、多くの人が「副業と言われても、何をすればいいのかわからない」と悩んでいるのが実情ではないでしょうか。実のところ、これまでは残業代を固定収入の一部と見なして生活していた人も多く、折から引き上げられた消費税率とも相まって、今後はジワジワと生活を圧迫していくことになるのは間違いありません。
サラリーマンが思いつく3つの副業とは?
実のところ、サラリーマンを続けつつ、副業で稼ごうと思ったら、方法は限られます。一般的には、以下の3つです。
《サラリーマンが考える3つの副業》
1.アルバイト
2.ギグワーク
3.個人事業
これ以外にも投資家やビジネスオーナーといった収入の得方もありますが、今回は実働を伴う領域に限定してお話を進めます。
始める前に知っておきたいメリットとデメリット
3つのうち、最初の2つ(アルバイト・ギグワーク)は似通っています。メリットは、手っ取り早さです。企業側は、人手不測の中で募集しているわけですから「仕事があるかどうかわからない」という状態にはなりにくいです。デメリットは、手軽さの裏返し。つまり、学生やフリーターがライバルとなるため時間単価が上げにくく、時間の切り売りとなりがちです。
ギグワークは、最近になって、よく目にするようになった働き方です。EC大手・アマゾンが導入し始めた個人輸送や、ウーバーイーツによるフードデリバリーなど、あなたも利用したことがあるのではないでしょうか。もともとは、夜に仕事が集中するジャズミュージシャンが昼間に安売りで演奏を引き受けたことが由来ですが、要は飲食店のランチ営業と同じ発想です。昼間の店舗スペースや抱えている従業員を遊ばせておくくらいならランチタイムに薄利営業をした方がマシという発想です。
副業で重要なチェックポイントは、時間単価です。副業の第一ステップは、「サラリーマンの時間単価を超えること」に置くことをお勧めします。時間単価にこだわりがなければ、労働時間を増やすしか収入アップの道はなくなります。
時間単価を追わない仕事は、いずれAIやドローンに取って代わられる可能性があります。ギグワークは、自動化への過渡期において発生した、一時的なものと考えられますから、今のところ、将来の展望は描けそうにありません。
ちなみに、副業の時間単価がサラリーマンのそれを超えたら、第二ステップでは「サラリーマンの手取り収入を超えること」を目指していきます。
続いて、3番の個人事業主。実は、こちらが三択の中で最も検討するに値するワークスタイルとなります。
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