新型コロナに負けない。新学期を迎えた子どもへの向き合い方

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担任やクラスが変わるなど、子どもにとっては期待とともに不安も大きい新年度がスタート。今年は休校状態で新学年が始まる学校もあり、子どもも保護者も例年以上に不安な気持ちを抱えているようです。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の柳川由紀さんが、子どもの不安を和らげるための保護者の心構えを伝えています。

新学期の不安と向き合う

今年はコロナウィルス騒動で、入学式が中止になった学校も多々あり、お子様の晴れ姿を見られない、という保護者の方もいらっしゃると思います。

毎年この時期になると、保護者からの不安を見聞きします。

  • 新しい担任はどんな先生か?
  • 友達はできるか?
  • 不登校は治るか?
  • 欠席日数は内申点にどう影響する?

など、子どもの年齢により内容は様々です。不安があって当たり前です。少しでも不安を払拭させるための心構えをお伝えします。

1.保護者と学校との良い関係を築く

気軽に相談できる関係づくりをするためにHPはもちろん、学校便り、学級だよりなど、学校側からは様々な情報を発信しています。じっくり読む時間がなくても、さらっと流すだけでも情報を掴めます。是非、積極的に学校の情報を仕入れましょう。

2.相談するなら

いざ、相談したいと思ったら、

  • 遠慮しない
  • 具体的に伝える
  • 相談内容は子ども中心に

以上の3つを心がけましょう。

先生に迷惑では?と思いがちですが、学校側は迷惑ではありません。むしろ、学校では見えない子どもの姿を把握できる良い機会と捉えています。

そして、相談内容は出来るだけ具体的にしましょう。いつ、だれが、どこで、何をして、どうなり、何に悩んでいるのか、予め整理しておくことです。

また、相談内容は、あくまで子ども中心です。子どもが快適に過ごせすための話し合いです。時々、保護者自身の悩みを相談する方もいますが、それは避け、子どもの立場に立ち、子どものために、悩んでいる問題にフォーカスしましょう。

3.先生の長所を見つける

子どもの前で先生の悪口を言わないようにしましょう。親にとって、その先生の印象が悪くても、子どもにとっては1年間お世話になる担任です。先生を敬う気持ちをなくしてしまっては、信頼関係を築くまでに時間がかかってしまいます。

先生の嫌な面、気になる面を見つけたら、リフレーミング(視点を変えて前向きに捉えること)してみましょう。

家庭教育アドバイス…「ありのままを受け入れる」

新学期に、あれこれ不安があっても不思議ではありません。始まってもいないことに不安を覚えても仕方ありません。

まずは新学期が始まったその日、お子様が学校から帰って来たら「お帰り」と笑顔で迎えましょう。コロナ騒動で、しばらくは学校生活がインターネット越しになるかもしれません。それでも対応は同じです。

あれこれ質問せずに笑顔で「さあ、ご飯でも食べようか!」と切り出しましょう。一緒に食事をしていると、きっと会話が始まります。始らなくても大丈夫。同じ時間を共有する経験をたくさん積みましょう。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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