乱れてしまった子どもの生活習慣。元に戻すための親のサポート法

 

家庭教育アドバイス…「長い目で見ることの大切さ」

習慣を変えることはとても労力がいります。禁煙やダイエットに失敗した方も多いと思います。習慣を変えるのが難しい良い例です。

子どもの習慣を変えるのは、親のサポートがあればそれほど大変ではありません。ただし、「親の押し付け」ではうまくいきません。一方的に強制するのではなく、提案の形で上手に説得するという姿勢が大切です。そして、その行動に伴走することです。

例えば、セールスマンがモノを売ろうとするときどんなメリットがあるか伝え、納得してもらいます。恋人に振り向いてもらいたいとき、相手をその気にさせるためにあらゆる努力をします。子どもと向き合うときにそれをしないのは、「自分は親なんだ」という「甘え」があるのです。親の言うことは聞いて当たり前、という思いがあるのです。

その思いを捨て、個人として尊重して向き合い、失敗を重ねながらも、子どもの行動が変化するよう工夫しつつサポートしましょう。前回もお伝えしましたが、10代は自立心も反抗心もある多感な時期です。以下の3つのポイントを心がけて伴走しましょう。

  • くどくど言わずに、子どもに任せる
  • 家族の活動に参加するよう促し、認める
  • 直接指示せずに、自己決定を促す

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家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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