親も子も気分が楽になる。ドラゴン桜の指南役が送る珠玉の発言集

 

●勉強もせずダラけている子が「コロナで疲れてやる気出ない」と言ったとき、「やらなきゃダメ」と叱っても効果ゼロ。まず「疲れるよね。大変だね」と共感。その後で「そうは言っても…。半分の半分だけやっておこう」等ハードルを下げて促す。子どもも自分の愚痴に共感してくれた人の言葉は素直に聞ける。

●コロナに負けない免疫力を得るにはたっぷり寝ること。セルフマッサージで幸せホルモンを出す。みぞおちの周辺を手のひらで軽くさすると落ち着く。口角を上げてスマイル。深呼吸と背伸び。ヨガやストレッチで体をほぐす。バスタブでしっかり入浴。動画サイトで「もふもふ動画」と漫才を見て笑う。瞑想!

●コロナ禍が続いている。今は我慢の時だ。次の諺が参考になる。「明けない夜はない。やまない雨はない。出口のないトンネルはない。始め有るものは必ず終わり有り。急いては事をし損じる。慌てる乞食は貰いが少ない。雨降って地固まる。雨の後は上天気」。コロナの後には思い切り大きく飛躍したいものだ。

●コロナの日々にお薦めなのが「ほめ写」だ。よい写真を貼ろう。

  1. 練習をがんばっている、皿洗いをしているなど努力の過程。
  2. 発表会で弾いている、優勝して賞状をもらっ
    たなど達成の瞬間。
  3. 兄弟仲よく遊んでいる、パパに抱っこされて笑顔の家族写真。

写真を見る度に自己肯定感と家族愛が育つ。

●苦しい体験をして優しくなる人と意地悪になる人がいる。何がそれをわけるのか?それは本人の自由意思だ。人間は自己創造する唯一の生き物。それが人間の尊厳。神に近づくか動物以下になるか。より良くなりたいという向上心があれば良い方に行く。そういう人には雨も良し、晴れも良し、曇りもまた良し。

●「無用の用」という言葉がある。一見無用・無駄に見えることが、実はとても大切だという意味だ。長期的に見れば本当は何が良くて何が無駄かはわからないのに、現代人は短絡的で、全ての時間を「有用」に生きたいと望む。それがギスギスした生活の原因だ。コロナ禍の昨今、生き方を見つめ直してみたい。

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