【悲惨】“駅弁大会の甲子園”で駅弁がひとつも売られていない意外な県

2015.01.15
by よっすぃ~♪(まぐまぐ編集部)
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駅弁が1つも出品されていない沖縄県と○○県

全国各地のデパートで開催されている「駅弁大会」だが、そのなかでも屈指の規模を誇り、“駅弁大会の甲子園”と称されているのが、今月20日(火)まで新宿・京王百貨店で開催されている「第50回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」。その模様はテレビなどでも取り上げられ、人気の駅弁の前には大行列ができるなど、毎年大いに賑わいを見せる一大イベントだ

そんな全国の有名駅弁が一堂に会する当大会。しかし公式サイトにある販売駅弁のリストをよく見てみると、約300点もの大量の駅弁が並ぶにも関わらず、なぜか1つも駅弁がない都道府県もなかには存在するのだ。

その都道府県とは・・・・・・沖縄県? はい、正解! そもそも沖縄には鉄道が存在しないため駅弁もない、というのは有名な話。なんでもモノレール「ゆいレール」のとある駅で、駅弁が存在するようだが、今回は出品されていない。

実は意外なことに、駅弁が1つも出品されていない都道府県が、沖縄県の他にもうひとつ存在する。それは大分県だ。

京王百貨店の広報担当の方に訊いてみた!

大分県といえば、日豊本線をはじめとした主要路線が通り、九州有数のターミナル駅である大分駅も存在するなど、沖縄県と違って鉄道に縁のない土地ではない。にもかかわらず、駅弁がひとつもないのは、少し意外な話。

どうして大分県の駅弁は、今回ひとつも出品されていないのか。そんな素朴な疑問を、京王百貨店の広報担当者にぶつけてみたところ、「毎回、全国各地の駅弁製造業者に出品のお願いをしているのですが、いろんな事情で条件が合わないこともあります。その結果、今回は大分県の駅弁はゼロになってしまった」(京王百貨店 広報担当者)とのこと。

近年の駅弁業界は、電車のスピードアップ化にくわえ、コンビニやエキナカ施設の拡充によって、苦境に立たされている業者も多いとも聞く。それも今回の“大分の駅弁がない”という状況の、ひとつの遠因となっているのかもしれない。

ちなみに、大分県の駅弁がひとつも売っていないことに関しての、お客様からの問い合わせやクレームに関しては、「現時点で全くない」(京王百貨店 広報担当者)とのことだった。

満たされぬ“大分分”を補給するには?

このように、大分県の駅弁が“ひっそり忘れ去られてる”状況も、特に大きなクレームが発生しているわけでもなく、それどころか大盛況ということであれば、それはそれで何よりな話。

ただ、なかには「大分のものが1つもなくて寂しい・・・」と嘆く、“大分愛”溢れる方もいらっしゃるかもしれない。そんな方は、当大会と同時開催されている「全国うまいもの」で、大分・竹田市の銘菓「荒城の月」は売られているようなので、そちらをゲットすべし。

また先日配信したばかりの、まぐまぐ!のオフィシャルメルマガ『大物産まぐ!』では、タイミングが良いことに“大分大特集”ということで、中津からあげや日田やきそばといった、大分県が誇るご馳走の数々ををどどーんと紹介している。深刻な“大分不足”を、コレでしっかりと補ってみてはいかがだろうか。

Information:
『第50回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会』
『大物産まぐ!』(2015/01/08号)

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