なぜユニクロは同じ銀座に2店舗目の旗艦店をオープンしたのか?

shutterstock_1764028415
 

ユニクロが銀座3丁目に旗艦店「UNIQLO TOKYO(ユニクロ・トウキョウ)」をオープンし話題です。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』発行人の理央周さんが、この新店舗の特徴や新たな試みを紹介。同じ銀座に既に旗艦店があるにも関わらず、なぜ2店舗目を出店したのか、その理由を探ります。

ユニクロが銀座に2店目の旗艦店。顧客が行く理由を創る重要性

6月19日にユニクロが、グローバル旗艦店になる、「UNIQLO TOKYO(ユニクロ・トウキョウ)」をオープンしました。売り場の大きさは国内最大級になるとのことです。

全世界で旗艦店と位置付ける店舗は、このUNIQLO TOKYOで16店舗目になるとのことで、日本国内では銀座店(銀座6丁目)、OSAKA店、心斎橋店に続く4店舗目となります。この店はアップルストアや無印良品が近くにある、銀座3丁目の銀座マロニエ2という、商業施設の1階から4階にあります。

UNIQLO TOKYOは何が他の店舗と違うのか?

この店舗には、大きな吹き抜けがあり、そして、紳士、婦人、ベビー・キッズ用の、豊富な品ぞろえが特徴だということです。確かに報道によると、各売り場のディスプレイも若干、他のユニクロの店舗と違っています。

通常の店舗では、シンプルに服をコーデさせている、マネキンが置いてあるだけですが、この店では、マネキンの周りに、観葉植物や花がディスプレイされているので、買いに来たお客さんは、自分が着ているシーンが想像できるようになっています。ファストファッションの店舗ではあまり見られない、VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)ですよね。

ユニクロのグローバルアンバサダーの錦織圭選手の、サイン入りアイテムや関連グッズも置いてあるとのことで、まさに目で楽しむこともできるお店になっています。

また、銀座店ならでは、という商品や販売フロアも充実しています。TOKYO HEAD LINEによると、ユニクロのTシャツシリーズUTを販売するフロアでは、2002年からのこれまでの、UTシリーズの変遷が分かるようになっていたり、新作の人気アーティストとのコラボUTが売っていたりします。

面白いのは、タブレット端末を使って、自分オリジナルのUTやトートバッグを作ることができること。「UTme!」というそうで、UNIQLO TOKYOの限定企画として、銀座の地元人気10店舗とのコラボデザインができるのですが、中でも「銀座 松崎煎餅」や「銀座 みかわや」など、老舗や人気店のデザイン使って、自分だけのTシャツを作ることができるのが新しいですよね。

print
いま読まれてます

  • なぜユニクロは同じ銀座に2店舗目の旗艦店をオープンしたのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け