「新聞記者」になりきる仕事術。ビジネスに必須の観察力がアップ!

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あらゆるビジネスに必須と言われるのが、「観察力」。この力なくして成功を収めることは不可能とまで言い切る向きもいるほどですが、ではその観察力、どうすれば身につくものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、ユニークかつ確実に力になる「自己啓発プログラム」を紹介しています。

“観察力”を身につければ、ビジネスの未来は明るい!

私は、サービス業を学ぶために、スーパーに勤めていたことがあります。そこでしていたことは、流通システムや接客を学ぶだけではなく、あらゆることの“観察”です。

売れる商品、売れない商品、新商品。

お客さまの動きや買う品物、話している内容。

社員たちの仕事の進め方。

そして、パートのおばちゃんたちの習性。

そう、おばちゃんたちがもっとも面白い観察対象だったのです。いろんなタイプのおばちゃんがいて、いろんなクセがあって、そんな人たちとの接し方を学ぶことができました。

世の中の購買力の多くはおばちゃんたちなので、この人たちを観察できたことは、私の専門であるマーケティングにおいても、非常に有意義なことなのです。そして、何より面白く、楽しめました。

街を歩いているだけでも、キョロキョロと観察することが大切です。いろんな観察対象があります。

街並、建物、樹木、草花、お店、そして「人」。

中でも、「人」がもっとも興味深く、知れば知るほど、ビジネスに活かせることがわかってきます。ビジネスの先にあるのは、すべて「人」なのです。

どんな人が歩いていて、どんなお店に入って、何を買って、どんな顔をしているのかをじっくり観察するのです。すると、「人」が理解できるようになります。

知っている「人」を相手にするのと、「知らない人」を相手にするのとでは、ビジネスの進め方がまったく違ってきます。すなわち、観察力を身につけた人間は、仕事が速くなるということです。

また、あなたがいま、仕事で行き詰まっているのなら、次の自己啓発プログラムを実践してみてください。

あなたは、新聞・雑誌の記者になります。特定の地域を選び、その地域がどんなところなのかを取材し、リポートを作成してみましょう。旅行雑誌でもゴシップ新聞でもありません。経済紙のまじめな記事を書くのです。

どんな歴史のあるところで、どんな人が住み、どんな建物が並んでいるのか?観光資源はどうか?文化レベルは?食文化は?その地域で流行っていることやお店は?

さまざまな角度から取材して、ひとつのリポートとして仕上げます。写真やイラストを使いながら、全国の人に理解してもらえるよう、わかりやすく解説してください。

取材した内容をだらだらと説明するのではなく、読んだ人が興味を持つよう、テーマ・見出しなどを工夫して、記事を完成させます。

かなり面倒な作業だと思います。

しかし、ビジネスを行う上で必要なことが凝縮されているので、ぜひ実践してください。

その結果……

  • 情報を収集、整理、分析する力がつく
  • あらゆる情報をまとめ、コンセプトを見つけ出す力がつく
  • 第三者に伝える力が身につく
  • 人を説得するための文章力がアップする
  • モノごとを捉える視点が変わる

普段何気なく通り過ぎている街でも、“取材”するつもりで歩いていると、いままで気づかなかったことが、たくさん見えてくるようになります。

「観察力」が大切なのです。

この力を身につければ、どんなところからも、ビジネスのヒントを探し出すことができるようになります。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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