ネット上の査定金額は情弱価格。家の売買 契約相手の正しい選び方は

 

で、結局どの契約を選べばよいのでしょうか?迷いますよね。

不動産会社としては一般媒介よりも、専属で販売活動ができる専属専任や専任を勧める傾向があります。不動産会社の報酬は売買が成立した時の仲介手数料によるので、一般媒介では他社に契約を取られる可能性もあるからです。そのため一定期間内に売却できない時、専属専任契約や専任契約では、物件の買取制度を設けているところもあります。

専属専任、専任媒介契約に向いているケース

  • 信頼できる不動産会社(営業マン)に出会えた
  • 売却を急いでいる
  • 売れなかった時に、不動産会社に買い取ってほしい

一般媒介契約に向いているケース

  • 人気のエリアの物件を持っている
  • 近所に売ることを知られたくない
  • 各社との連絡・調整に時間を割くゆとりがある

売却を考えている人は複数の不動産会社に査定を依頼したり、相談をして査定額や不動産会社の知識、対応力を比較することは大事だと思います。

ただ、ネット上の査定金額の額によって、契約相手を決めるのは賛成できません。

契約先を決めるには、会社の概要や評判を調べて、自らも動き、どのような対応をしてもらえるかと確認し、いい人との出会いがあったら、それも大事にしてほしいと思います。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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