言われてみれば確かに正論。〇〇を受けることが接客力を上げる訳

 

そしてもう1つコツがあって、それは、行く店の幅を作ることです。「どこかの店で接客を受けてきてね」とだけ伝えると、多くの人は自分が行きやすい店に足を運びます。中には競合となるようなところに行く人もいるでしょうが、それも、結局は自分たちの店に近い店です。

それらももちろん大事なのですが、それだけでは、自分達と似たような接客をやっている人としか接することができません。ですから、例えば極端に値段の上がる店や、逆に、接客よりも別の部分で売ろうとしている店など、幅を持たせるのですね。すると、普段自分たちがやっていることとはまた違った接客の仕方やあり方が見られます。

この繰り返しの中で、「じゃあ自分たちは」という最適解を探れるようにするという意図です。

接客を受けるだけで、何か変わるの?と思う人もいるかもしれませんが、受けさせ方によっては結果が大きく変わります。実際にあるお店の店長にやってもらったところ、その店のスタッフはメキメキ力をつけてくれ、最終的にはその店が教育担当店に選ばれるほどになったくらいです。

接客を受けると言っても、「買い物して」とまでは言いません。気に入ることがあれば、それはその人自身が買うかどうかを判断すればいいだけです。なのでお金がかかることでもありませんから、若年層のスタッフについて悩んでいる人は一つの教育法として取り入れてみることも考えてみてはいかがでしょうか。

今日の質問です。

  • 接客を受けることが、なぜ接客力をあげることにつながると思いますか?
  • 実際に自店のスタッフに接客を受けてもらうとしたら、どんなフォーマットでどんな店で接客を受けてもらいますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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