バイデン政権「中国政策」の弱腰は大丈夫か?
当然、「金がかからず口だけならば様々なことを言うが、結局は実行力がない」ということになるのではないでしょうか。
少なくとも中国の習近平政権は、すでにそのような状況を見切っているということになります。
バイデンの外交手法はよく理解されているので、基本的には「中国からアメリカに対する恫喝的な外交メッセージ」が増えることとなり、日本は、その言葉などに様々なことを言うようになるのではないでしょうか。
結局、何もしてこないという状況であれば、中国は当然「何もしてこないのだから言葉は適当にかわして実行」ということになります。
よって、中国の南シナ海、東シナ海(尖閣諸島周辺)、太平洋(小笠原周辺など)への中国船の進出及び中国公船、場合によっては軍事演習などを含む軍艦の往来が多くなるものと思われます。
当然、沖縄のアメリカ軍はスクランブルが多くなりますが、そのことによって日本の「思いやり予算」が増えてくるということになるのではないでしょうか。
アメリカの対応が弱くなるということは、そのことから中国の覇権主義が大きくなる、そしてその覇権主義から沖縄のアメリカ軍のストレスが高まり、そのストレスの高まりからアメリカ軍の沖縄県内における犯罪が増えるということになります。
そこで、沖縄の基地問題がより大きくクローズアップされることになるのではないかと予想されます。
実際に、トランプ政権になって後半、2019年2020年は沖縄の基地問題はあまり大きく報じられなくなりました。
もちろん日本であまり動きがなかったということもあります。裁判などもなくなりましたし、反対運動もあまり大きくなくなりました。安倍首相の対応もよかったので、そんなに変な動きもなくなったかと思います。
その中で、アメリカ軍の動きもしっかりとしていましたし、事件も少なかったのではないでしょうか。
この沖縄の例のように、アメリカの大統領が変わり外交方針やそのやり方が変わると、このように国内の政治などもすべて変わってくるということになります。それだけではなく他の事もすべて変わってくることになります。