政治家が責任逃れのために自粛を強要するニッポンの「緊急事態」

 

戦前もアメリカに勝つのだ、日本は負けるはずがないのだ、気合いを入れて、根性を出せば絶対に勝てるのだ!っていう、いわゆる竹槍精神のこわばった空気が日本中を支配していた一方で、多くの国民は、本音では、「勝てるわけねぇじゃねぇか」と思ってたって話と、同じだという次第です。

つまり、今は、コロナが怖い、自粛だ、ってTVでは皆いってるけど、本音では、上記の私信メールのように 「なにが緊急事態宣言だ、ばかじゃねぇかぁ?」 みたいな事を思っているのです(もちろん、戦前でも洗脳されきって常識を見失ってしまった方がおられたようにTVに完全に洗脳されきった方も決して少なく無いのも事実でしょうが)。

当方はこれまで、自粛のやり過ぎはバカな話なので、適切な自粛をやりさえすればよい、という主張で 「半自粛」 を主張してまいりました。もちろんそれをこれからも声高に主張しようと思っていますが、これは相当にバッシング対象となります。

とりわけTVに完全に洗脳された方々は、あぁだこうだ言ってくるので、全く議論になりません。しかも今では緊急事態宣言が発出されていますから、ますます議論になりません。そして、バッシングしない方においても、こういう半自粛に積極的に賛同する人もそれほど多くはないのです。

例えば、ツイッターをやってるとそういう雰囲気がよく分かります。

過剰自粛を批判するようなコメントを出しても、当方を誹謗中傷するコメントが多数つくのですが、それと同時に、「いいね」を押す回数もかなり限定的になるのです。

そういうのを見るにつけ、「過剰自粛批判」ばかりやってても、事態が俄に改善するっていうのは難しいんだなぁ、という現実が見えてきてしまいます。つまり、 「過剰自粛批判を通した国益増進作戦」 は、なかなか簡単には前に進まないわけです。

とはいえ、こういう活動を昨年3月から地道に続けてきたおかげで、昨年3月に比べれば、今の空気感は随分と変わってきているのも事実です。 世間全体が、徹底自粛路線から、半自粛路線へと随分とシフトしてきているのを感じます。

何と言っても、昨年4月は、 新規感染者数がわずか377人で緊急事態宣言を出したのですが、今回緊急事態宣言が出された1月8日の新規感染者数は、その 20倍以上の7882人 でした。今日なら377人程度で誰も緊急事態宣言だ~!なんて騒がないでしょう。

つまり、コロナを怖がっている人達も、この一年間で、随分とコロナに「なれて」きたのです。

しかも、前回は8割自粛だ~!なんて言っていましたが、今は、8時以降の不要不急の外出はひかえましょう、という程度の大変に 「ぬるい」行動制限 になっています。

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