一生モノのお買い物のお話でしたね。
一生モノが常に良いわけではなく、使い捨てもとい最新型の方がいいものもあるというところまででした。
さて、それではその一生モノ。そもそもどういうモノを言うのかといえば
・ずっっっと使い続けられる良品
くらいの意味合いだろうと思うんです。ずっっっと使い続けられるということは、別の言葉でいうと
・経年劣化しない(あるいは劣化が非常に遅い)
ということでしょうね。あるいは
・経年劣化しても、それが味わいになる
・経年劣化するので、リピートする
ということでしょう。モノは通常、経年劣化します。それは、非常に高額なモノである家やクルマでさえ、だーんだん劣化していくわけですよ。そのため、大規模修繕のための費用とか次の買い換えのタイミングとかが重要になるわけですよね。
ところが、一生モノさんたちは経年劣化しない、あるいはしても非常にゆっくりなので、基本的には買い直す必要がないんですよね。それだけ
・品質が良く、飽きの来ないデザイン
だったりしますからね(*゚∀゚*) 問題はココなんですよね。
・若いウチに
・品質やデザインの普遍性を見極められるのか
です。一生モノを持つ価値は、それほどの年齢に達していないときにそれをゲットする場合に最大化するんですよ。そりゃそうですよね?
そろそろリアイアして戒名でも考えておこうかってこそに一生モノを買ってもしかたないよね?
・自分の方が先に経年劣化しちゃう。
あはは。経年劣化しないことの素晴らしさを味わうためには、ある程度若いうちにモノを手に入れていないとダメなんですよね。ところが、若いころには、
・一生モノの良さなんて自分では見極められない
んですよ。ま、そんなおカネもなかったりするんだけどさ。なので、若い年代のときに一生モノを買おうとすると
・年長者・プロに見立ててもらう
ことになるんですよ。そういう人が身近にいなければ
・雑誌やネットの情報に頼る
んです。
うーん、おそらくですが、こういう情報に頼って、自分の好みやスタイルを分からずに買うのは
・買い物の失敗
に陥るだけだと思いますね。理由は簡単ですね。考慮しているのが
・自分の好みや考えじゃなくて
・他人の好みや考えだから
ですね。誰が誰のために買い物をしているんでしたっけね?他人の考えに従って買ったって、嬉しいのは他人ですよ。
は?でも、他人に教えてもらわないと一生モノが買えない?うん、そういうときは
・一生モノを買うには、まだ早い
ということなんですよ。靴でも時計でもジュエリーでもその分野に詳しくなって、なおかつ自分の好みやスタイルが確立してきてから、一生モノは買うべきなんですよ。そうでない場合には
・一生モノ買いの銭失い
になるだけですよ。
若いウチに一生モノなんて不要です。そんなものより自分の好みや審美眼を磨く方が先ですよ。
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