家事のプロが明かす、家事代行サービスの使い勝手が悪い納得のワケ

 

家事サービスのお話でしたね。

家事サービスは、特に

・サービス対象外の家事

をどーするのかが問題だねというお話でした。

家事は、雑多ですからサービス対象外の家事って、たくさんあっちゃうんですよね。だから、これらすべてを家事サービスでなんとかしようとすると、複数を組み合わせることになります。

そりゃ使い勝手が悪いっていうんで、次に検討されるのが

・なにもかも全部やってもらう家政婦さんサービス

です。これはサービス対象外ってことは、ほとんどないわけです。そりゃそーだ。通いの家政婦さん、住み込み家政婦さんのイメージですから。

ただ、これだと、やっぱり

・ソレナリの金額

になるんですよ。

・日給の場合は、13,000円/日(実働8時間) 通いのイメージ
・月給の場合は、26万~/月(実働12時間) 住み込みのイメージ

くらいの金額感です(調べてみた)。うーん、通いのでも月4日(週イチ)来てもらって、52,000円。住み込みだと、これはもう庶民の手が出ない金額感ですね。

ちなみに、業者を介さず直接契約する手もありますが

・お互いに苦情を言いにくい
・物損が起きたとき、家政婦に賠償能力があるか不明
・他の人にチェンジしてもらえない
・なり手がいないので金額面の交渉がしにくい(売り手市場)

というデメリットがあるんです。

うむ。まあ、どれも納得できる気がしますね( ̄∇ ̄)

ということで、結論は

・限定された対象サービスを複数組み合わせる→庶民向け
・住み込み家政婦さん→セレブ向け

ということになります。特に、限定された対象サービスを複数組み合わせて利用する場合

・使い勝手が悪いのをガマンする

ことになるでしょう。

ビミョーに使い勝手が悪くて高額な家事サービス。イマイチだよなあと思う気持ちを見透かして、こういうキャッチコピーがあるんですよ

・一般家庭でも利用される方が増えています♪

ってヤツです。いや、いいんですよ。もちろん。サービスは使うためにあるんですからね。

でも、それ、おかしくないですか?

ウチもお隣もそのまたお隣も、家事サービスや家政婦さんをお願いするんだとしたら、誰が自分で自宅の分の家事をやるんでしょうか?そう、

・誰もやらない

んですよね。

つまり、社会全体で遍く家政婦サービスが行き渡るということは

・自宅で自分のために家事をする人がいない

ということです。家事は全て外注されるってことですから。うん、別の言い方をすれば、社会の構成員全員が

・家事に使う時間がない

ということです。この時間で、仕事をしたり、さらにまた別の家事をしたりするわけです。ですが、家事サービスに全面的に依存しなければならない生活は、それ自体が

・間違っている

んじゃないでしょうか。

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