家事のプロが明かす、家事代行サービスの使い勝手が悪い納得のワケ

 

自分や家族の分の家事はやれるくらいの時間的余裕はあるべきです。家事とは、言ってみれば、身支度や身の回りの切り盛りのことで、誰かにやってもらうようなものではないんですよ。基本的にはね。

たまにものスゴく忙しいとき、難しい家事などは、外注するのもいいでしょう。あるいは、非常におカネに余裕のある家庭が外注するものアリです。こういう家は、庶民のうかがい知れない家事が存在しているものですしね。さらには、不得意な家事をお願いするのも問題ありません。そう、家事サービスを利用すること自体は全く問題ないんです。

ですが、一般家庭が毎日毎週外注するのは、社会全体の問題としておかしいと思いますね。

この問題を個人として解決することは不可能でしょう。社会全体がそのような仕組みで動いているんですから。せいぜいできるのは

・個人でどう対処するか

ということだけです。しかも、それだって対処法がたくさんあるわけではありません。

自分で自分の家事をやれるくらいの時間的余裕のある生活を獲得するということですが、それはおそらく

・大都市圏の会社員には無理

でしょう。日本の会社員生活は、そのくらいハードですから。言い方を変えれば、

・職業選択の時点ですでに間違っている

のです。

新型コロナのせいでStay Home時間が長くなりました。これをキッカケにして、会社員生活自体を見直してみるのはどうかなと思います。会社に行って仕事をするだけで、家事をするヒマも無くなっていたんですよ。ところが、会社に行かなくても仕事ができることが分かったじゃないですか。

え?出勤しないとできない仕事に就いている?うん、だからソコこそ、個人で対処すべき場面です。会社の中でそのような仕事をしなくていい部署やポジションに就けるよう努力するんですよ。

家事サービスを利用することには大賛成です。それと並行して、中長期的には「自分で自分の分くらいは家事をやれる時間的余裕」をゲットできるよう、人生設計を考えてみた方がいいのではないでしょうか。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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